柳川藩主立花邸御花のリニューアル
福岡県に位置する
柳川藩主立花邸御花が、2025年に創業75周年を迎えるにあたり、大々的なリニューアルオープンを予定しています。在りし日の名主の文化を今に伝えるこの老舗料亭旅館では、宿泊のお客様やスタッフのために特別なユニフォームがデザインされました。それが、オーダーメイドユニフォーム製作サービス「
印FORM(インフォーム)」による新しいゆかた、半纏、きものです。
文化財を背景にした新デザイン
御花は江戸時代、柳川藩主立花家の邸宅として築かれた歴史ある場所です。約400年にわたりその文化を色濃く受け継いでおり、現在も藩主の末裔によって運営されています。約7,000坪にわたる敷地全体は国指定名勝に指定されており、民間の文化財としては極めて稀有なスポットです。この特別なリニューアルに際し、御花では新たな「
御花のお客様」としての体験を提供するためのオリジナルのゆかたが製作されました。
ゆかたの特徴
新しいゆかたは、柳川の文化や水の流れを感じさせるデザインが特徴です。2種類のパターンが用意され、1つ目は濃い紺地に立花家の家紋を配置したエレガントなスタイル、2つ目は紫がかった紺色に蒔絵の唐草柄を使用したデザインです。どちらも、地元の文化や歴史を大切にした作品で、カジュアルに過ごせるよう、厚めの木綿素材で仕立てられています。
スタッフの制服としての半纏
また、スタッフ用に製作された新しい半纏は、武家の文化を反映した上品な仕立てになっています。江戸時代に藩主に仕える方々が着用していた法被をモチーフにしており、昔ながらの美しさを大事にしつつ現代に融合させたデザインです。スタッフの皆さんがこの制服を通じて、サービスをより一層引き立てることが期待されています。
料亭スタッフのためのきもの
御花で働く料亭スタッフのためには、株式会社やまとのオリジナル商品「やまと可憐 色無地 紫紺色」を選定しました。滑らかな生地感と洗練された色合いが魅力のこのきものは、裾さばきの良さにも配慮されています。スタッフ全員が誇りを持って着用できるような、フォーマルでありながらも快適さを追求したデザインです。
リニューアルを迎える御花
柳川藩主立花邸御花は、2025年1月11日に創業75周年を迎えます。この節目を機に、文化財の魅力をより深く体感できるよう様々な新しい体験を提供するためのリニューアルが進められています。これからも歴史的な背景を大切にしながら、旅館としての魅力を引き出していく計画です。
とのこと。
まとめ
御花の新しいオリジナルユニフォームは、ただの衣装ではありません。そこには、働く人々の情熱や文化への愛が込められており、訪れるお客様にもその美しさ、心地よさを提供することでしょう。これからの旅館体験に、ますます期待が高まります。