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滋賀県守山市に拠点を置くオーダースーツの専門店「DAVID LAYER」が、日本人として初めてミラノコレクションの特設ステージに出展するという快挙を達成しました。この成果は、オーナーである伴野友彦氏の情熱と、彼のデザインに対する確固たるビジョンの表れです。

「DAVID LAYER」は、イタリアンスタイルのスーツを中心に展開しています。薄手の肩パッドと細身のシルエットが特徴で、体にぴったりとフィットする美しさが魅力とされています。スーツには15000種類以上の生地を使用し、ボタンや裏地も1000種類以上を揃えており、独自の生地も多く取り扱っています。日本国内外から多くのオーダーが集まる理由はここにあります。

今回のミラノコレクションでは、特に注目すべき新作スーツが披露されました。テーマは「Passion and Japanese tradition」で、情熱の象徴である鮮やかなレッドと、日本の伝統的な和扇子をモチーフにしたバイカラーで作られています。また、「Fusion of Japan and Italy」というテーマでは、洋を連想させるデニム素材と和を感じさせる鶴のデザインが見られ、日本とイタリアの融合を表現しました。さらに「Spirits of YAMATO」では、狐面と番傘をデザインモチーフとして使用し、和文化を深く意識した一着が登場しました。

ランウェイでは、21人のモデルが24着のスーツを身にまとい、扇子や狐面などの和のテイストを取り入れた小物を使用しています。日本とイタリアの文化が美しく融合したコレクションは、多くの観客の注目を集めました。その模様はYouTubeでも公開されており、より多くの人々にその魅力が伝わっています。

過去には、世界7ヵ国の日本人学校へ約1000枚のオリジナルマスクを寄贈するなど、コロナ禍においても日本文化を広める活動を行ってきた「DAVID LAYER」。今回のコレクション参加を通じて、現地のミラノ日本人学校において講和を行い、交流も深めています。

今後は東京への出店やさらなる海外進出を計画しており、残る3つの大コレクションにも参加する意向を示しています。伴野代表は、これからも「DAVID LAYER」の存在感を世界に発信し続け、さらなる挑戦を続けると語っています。

「DAVID LAYER」の公式ホームページや各種SNSでも、最新のデザインやニュースを随時更新しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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