広島県呉市に登場！地域密着型宅配クリーニングサービスとは

地域支援の新たな形

広島県呉市の人口は2021年9月時点で約21万人。その中で50代以上の高齢者が45%を占めるという高齢化社会の舞台で、地元の新聞販売店とクリーニング会社がタッグを組み、地域密着型の宅配クリーニングサービスをスタートしました。この新サービスは、特にクリーニングを出すのが難しい高齢者や共働き世代にとって、大きな支えとなっています。

サービスの流れ

この宅配クリーニングサービスは、まず小柴クリーニングの専用ホームページまたは呉の新聞販売店に電話で申し込みます。すると、集荷用のキットが自宅に届きます。衣類をそのキットに入れて発送すると、クリーニングが施された衣類が指定した住所に届けられるという仕組みです。なお、サービス範囲は広島県全域で、特に呉市においては送料無料です。

利用者の声

すでに多くの利用者からは、特に布団クリーニングの好評の声が届いています。「重い布団を持って集荷に行けなかったが、こちらのサービスで自宅まで来てもらえて助かった」「時間がないとクリーニングの受取を逃してしまうが、配達してもらえるので利用できる回数が増えた」といった意見が寄せられています。また、防ダニ加工のオプションが付けられるため、特に安心して質の高い睡眠が得られる点でも評価されています。

地域交流の場として

このサービスは単なるクリーニングだけでなく、高齢者とのコミュニケーションの場にもなっています。配達時に生まれる会話は、地域交流を促進し、コミュニティの結束を強化する重要な要素となっています。参加する企業は、この取り組みを通じて、民間の力で暮らしやすい街づくりに貢献することを目指しています。

小柴クリーニングの情熱

小柴クリーニング社の常務取締役、小柴義貴氏は、この取り組みにかける熱い想いを語ります。彼は、枝岸新聞舗の枝岸社長との貴重なご縁に感謝し、「新しい生活様式に適応するため、宅配サービスを4月に始めたが、電話での注文希望が多かったため、今回のコラボが生まれた」と述べています。彼は、これまで店舗に足を運べなかった人々の健康と衛生を支えることで、地域にさらに貢献していく意欲を表明しました。