AIを駆使したレーシングカーの空力解析で進化するモータースポーツ

AIと空力解析が生み出すモータースポーツの未来



モータースポーツの進化は、テクノロジーの進展なしには語れません。特に集中的な研究開発が行われているのが、レーシングカーの空力解析です。この分野において、株式会社RICOSと株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント(TGR-D)が提携し、AIを駆使した空力解析の委託契約を締結しました。

AI-CAEによる新たなアプローチ



RICOSが開発した独自のAI-CAE(人工知能コンピュータ支援エンジニアリング)技術は、レーシングカーの設計と性能改善に革命をもたらす可能性を秘めています。従来の流体解析手法である計算流体力学(CFD)は、高精度なシミュレーションを実現しますが、それには膨大な計算時間が必要です。この問題に対処するため、RICOSは機械学習技術を活用し、迅速な解析を実現することを目指しています。

解析速度の向上



この提携によって、レーシングカーの空力解析がどのように変わるのか、最大のポイントは「解析速度の向上」です。従来の手法においては、試行錯誤を繰り返すことでしか得られなかったデータが、機械学習により短期間で得られるようになるといいます。すなわち、従来のシミュレーション精度をそのままに、大幅に計算時間を削減することが可能になるのです。

IsoGCNアルゴリズムの導入



さらに、注目すべきはRICOSが開発した「IsoGCN」と呼ばれる独自のアルゴリズムです。このアルゴリズムは、物理現象の特徴を考慮しており、複雑な3次元形状を精密に捉えることができます。これにより、未知のデザインに対しても高精度の予測が可能となり、設計の選択肢が広がります。

短期間での性能最適化



新たな解析手法を取り入れることで、試行回数を増やすことができ、短期間での性能最適化が実現します。これにより、モータースポーツの開発サイクルは劇的に短縮され、チームは競争力を高めることができます。最終的には、「最適な性能を瞬時にデザインできる世界」を目指すとしています。

企業情報



株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント(TGR-D)は、神奈川県足柄上郡に本社を置き、モータースポーツの開発に特化した企業です。代表は寺尾健二氏。

RICOSは、東京・千代田区に本社を構え、革新的な技術を用いた製品開発を行っています。代表は井原遊氏です。

この提携により、モータースポーツの最前線で活躍するレーシングカーの性能が、新たな次元へと進化していくことでしょう。その可能性は、今後のモータースポーツにおける技術革新を加速させることが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社RICOS
住所
東京都千代田区丸の内二丁目3番2号
電話番号
03-5615-9777

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