Z世代のアイメイク事情
2025-09-30 18:06:18

無加工でも映えるアイメイクの真実:Z世代が求める“自然な盛り”とは

無加工でも映えるアイメイクの真実



Z世代が追求する“自然な盛り”とは


近年、マツエクがトレンドから外れつつある中、Z世代のアイメイクには新しい価値観が芽生えています。彼女たちは、化粧なしでも映える“違和感ゼロ盛れ”を理想とし、自分の特徴を最大限に生かす手法を模索しています。そこで、オシャレなZ世代のアイメイク事情を深掘りし、彼女たちが求めるもの、実践しているケアやトレンドを探ってみました。

街頭インタビューの実施


本調査では、2025年9月7日に表参道エリアで実施した23名のZ世代女性への街頭インタビューを基にしています。彼女たちの日常的なアイメイクやセルフケアのスタイル、サロンケアに対する意識、さらには金銭感覚や悩みとそれに対する解決策を通じて、現在のトレンドの種を明らかにしました。

アイメイクアイテムの選び方


調査から、Z世代が使用するアイシャドウにはCLIOやrom&ndといった韓国ブランドが人気です。多くの女性が色とりどりのパレットを選び、DiorやCANMAKEといったデパコスやドラコスをポイントとして使うこともあります。アイライナーではヒロインメイクとKATEが支持され、マスカラは自まつげを活かすための下地との併用が主流です。

このようなアイテムの選び方には、彼女たちの「自然に盛れる」ことを重視する価値観が表れており、アイメイクを自分に似合うように調整しています。

セルフケアの重要性


Z世代の女性たちは、自らのまつげを育てるためのセルフケアも怠りません。

まつげ美容液の利用


23人中13人がまつげ美容液を使用しており、ドラッグストアで手に入るリーズナブルなアイテムを選ぶことが主流です。こうした美容液は、まつげの地盤を強化する役割を果たしており、ケアとして定着しているようです。さらに、コーティング剤を使ってまつげの持ちを良くするなど、業界で培ったテクニックを自分のメイクに応用する姿が見受けられました。

サロンケアの利用実態


彼女たちのサロン利用について伺ったところ、まつげに関しては「気分で可変」と「眉は固定」という二極化が進んでいます。多くのZ世代女性。ただし、自まつげの健康状態を重視するあまり、サロンでの施術を控える意見も多く見受けられ、自己投資への意識が高まっています。

眉アートとその重要性


一方、眉毛のアートは定期的にサロンでケアし、日常の手入れを楽にする工夫がされています。2ヶ月に一度、自宅でのブリーチを実践する例も多く、トータルコストと時間の短縮を目指しています。

月々の支出バランス


「アイメイクにかける月の予算」は、普段は少額、必要な月だけ予算を増やす傾向があります。最も多いのは4000〜4999円で、まつげパーマやマツエクの月には一時的に1万円に達することも。自らのスタイルを維持しつつ、必要に応じた支出を考える姿勢が見られました。

今注目のテクニック


Z世代が注目しているのは、「涙袋」を強調するメイク技術。影とハイライトを駆使して“縦の幅”を大きく見せる方法が人気で、自分の悩みを解消するための情報収集に余念がありません。この背景には、SNSから得たメイク技術を日常に取り入れた結果があります。

理想と実際の課題


アイメイクに関する悩みは、「目を大きく見せたい」「左右差のない目」ですが、現時点での技術的な課題が立ちはだかります。この時に、テクニックを使用して理想の目の形を実現しようとしている姿勢は、Z世代の特徴を表しています。

まとめ


今回の調査を通じて、おしゃれなZ世代が求めるアイメイクは、自分を理解し、無加工でも映える、ナチュラルさが求められています。あくまで“自然に盛れる”が彼女たちの理想であり、それに基づいた製品の開発が今後のカギとなるでしょう。Z世代の多様な価値観に応える製品やサービスが、今後のトレンドを押し進めてゆくことに期待が寄せられます。


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