禁断の欲望とサスペンスが織り成す新たな物語
日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2023」で注目を浴びた作品が、いよいよコミカライズされる。その名も『EMDM症候群』。原作者は雨衣馨(アマイ カヲリ)氏であり、6月27日からコミックサイト「BUNCOMI」での連載が開始される。
物語の背景と設定
本作の主人公は、都内のショッピングモールで清掃員として日々を送る慎輔。彼の趣味は料理で、特に手作りスイーツを作ることだが、彼の陰キャな雰囲気と体重が100キロを超える事が影響し、誰もそのスイーツを食べようとしない。そんな孤独な日常の中に、ふと現れるのが大学生のアルバイト・朱鳥。彼女だけが慎輔のスイーツを美味しそうに味わってくれる。
不可思議な出会い
慎輔は、朱鳥の一言に心を掴まれる。彼女が囁いたのは、「キミのこと食べたいな」という衝撃的な言葉だった。この言葉がきっかけで、慎輔の心の奥に潜んでいた禁断の欲望が目覚め、彼の生活は一変する。果たして彼は食べる側となるのか、食べられる側となるのか。この選択が物語をどのように進展させるのかが、本作の見どころだ。
気になる内容の発展
雨衣馨氏は、自らが作り出したこの物語がどんな形に成長するのか、読者同様に興味深く見守っている。彼女は初めてシナリオを連載用に書いてから、数ヶ月後に受賞の知らせが届いた際、その驚きと喜びが交錯する感情を持ったと言う。カニバリズムをテーマにした本作は、エログロの要素を含み、これまでの創作とは一線を画すストーリーを展開する。
編集者の期待
文藝春秋コミック編集部の担当者は、EMDMが選ばれた理由を「文春コミックとの相性が非常に良いと感じた。猟奇性とエロティシズムのテーマは読者を選ぶが、過去に同じような作品が人気を博したため、自信を持って連載を進められる」と強調。
読者へのメッセージ
物語の展開は、まだ誰にも予測できない驚きに満ちている。雨衣馨氏のコメントによると、「この作品は全年齢対象であるが、耽美と猟奇が交差する物語は一層の深みをもって進化する」とのこと。読者は、自身の内に潜む真の欲望に気づく瞬間を経験することになるだろう。
作品とクリエイターの今後
創作大賞2023の受賞を機にデビューを果たした雨衣馨氏は、さらに進化することを約束している。多忙な日常の中でも、新たなストーリーを生み出し、多くの読者に刺激を与えていくことを楽しみにしている。これからの作品の展開に期待が高まる。
作品のリンク
原作となる「EMDM」は、以下のリンクからチェックできる。
EMDMの詳細はこちら
このサスペンスフルな物語がどのように描かれていくのか、連載開始を楽しみに待ちましょう。