Wanderlustが新たにリリースする生成AI支援ツール「Ark ETL」について
株式会社Wanderlustは、2025年8月11日に新しい生成AI支援ツール「Ark ETL」を正式に発表します。本ツールは、日本語対応であり、さまざまな非構造化データの処理を効率的に行えることが特徴です。これにより、大企業から中小企業まで、特別な開発や初期構築が不要で、業務の効率化が可能になります。
Ark ETLの背景
少子高齢化や業務の高度化が進む中、企業にとって業務効率化と競争力強化は急務です。企業が保有する技術資料や顧客情報、過去のトランザクションデータを活用することで、業務の自動化やナレッジ共有の促進が求められています。特に、現在のRAG(Retrieval-Augmented Generation)ツールは、日本語や複雑なレイアウトの文書処理にはまだ課題があり、そのままでは期待する効果が得られないという現状があります。
Ark ETLの特徴
Ark ETLは、これらの課題を解決するために、特別な開発や初期コストをかけずに利用できるデータ構造化プラットフォームです。このツールは、PDFやPowerPoint、Excelといったさまざまな形式のデータを、生成AIが検索・利用可能な形に自動変換する機能を持っています。これにより、従来のRAGでは難しかった複雑な文書構造でも高精度な情報検索が実現できます。
ノーコードでの利用
Ark ETLの特筆すべき点は、使いやすさです。ユーザーはノーコードで、非構造化データを簡単にアップロードし、データをベクトル化して各種ストレージに格納することができます。これにより、企業は煩雑な設定やプログラミングなしに、生成AIを活用した情報検索基盤を整備することが可能です。
マルチモーダル対応
さらに、Ark ETLはマルチモーダル対応で、文字データのみならず図面や画像とも連携が可能です。これにより、例えば取扱説明書や業務マニュアルの情報を最大限に抽出し、問い合わせシステムに活用することができるようになります。
今後の展望
Ark ETLの正式リリースに先立ち、2025年7月23日より事前登録の受付を開始します。この事前登録により、企業はリリース前からツールの利用に向けた準備を進めることができます。
Wanderlustは、この新たなツールを通じて企業の生産性を向上させるだけでなく、各種の業界でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく方針です。AI技術を用いたデータ活用の新たな扉を開くArk ETLに期待が寄せられています。詳細は
Wanderlustの公式サイトをご覧ください。