香港映画特集:九龍城砦の魅力に迫る
今年、映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が大ヒットし、改めてその魅力が浮き彫りになった香港映画界。洋画専門チャンネルのザ・シネマ(AXN株式会社)は、4か月連続の特集企画【香港シネマ大全】の一環として、九龍城砦を舞台にした香港映画を特集して放送します。この特集では、90年代まで実在した「九龍城砦」という伝説的な場所を舞台とした、アクションやノワールといった多彩なジャンルの映画群が紹介されます。
九龍城砦とは
九龍城砦は、香港の九龍地区に存在した不法占拠の要塞で、かつては多くの人々が住み、犯罪、カジノ、麻薬取引の中心として知られていました。実際にこの場所を訪れた人々は、その独特な雰囲気とその歴史に圧倒されたことでしょう。この特集では、九龍城砦の実際の映像を踏まえた映画が取り上げられます。
取り上げられる作品
特集として放送される主な映画には、サモ・ハン・キンポーが製作総指揮を務めた『省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー【2Kレストア版】』、ドニー・イェンとアンディ・ラウが共演する『追龍』、ジャッキー・チェン主役の『新ポリス・ストーリー』の3本が含まれています。
『省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー【2Kレストア版】』
この映画は、香港を震撼させた実際の強盗事件を基にした実録アクション。流れ作業のように進む犯罪の激しさと、それが引き起こす困難が描かれています。元人民解放軍兵士が逮捕されるというストーリーは、観る者に深い緊張感を与えます。この作品は、11月10日(月)に日本初放送される予定です。
『追龍』
11月11日(火)に放送されるこの映画は、黒社会のボスと警官の運命が交錯する香港ノワールです。ドニー・イェンとアンディ・ラウが共演し、密接に絡む二人の運命を描いています。この作品は1960年代の香港を舞台に、違法移民の苦悩と友情が展開されます。
『新ポリス・ストーリー』
最後に紹介する『新ポリス・ストーリー』は、ジャッキー・チェンがシリアスな演技を見せる作品です。実際の誘拐事件をもとにしたこの映画は、精神的なカウンセリングに苦しむ警官の苦悩と、その中で展開するサスペンスが見どころ。11月12日(水)に放送されます。
特集の意義
今回の特集を通じて、香港映画の魅力とその歴史的な背景にもっと触れる機会が広がります。特に九龍城砦自体が持つ神秘さや不気味さ、その隠されたストーリーに迫ることで、新たな視点を得られるでしょう。
ぜひこの特集を見逃さないでください。映画の持つ力を再確認し、九龍城砦を舞台にした香港映画の魅力を体感してみてください。詳細は
ザ・シネマの特集ページにて閲覧可能です。