非接触式分娩検知システムが業界に革命をもたらす
2026年1月、ノーリツプレシジョン株式会社は新たな分娩検知システム「牛わか+++(プラス)」を販売開始します。このシステムは先進的なAI解析機能を搭載し、牛の分娩監視を進化させます。本製品の開発背景には、現在の繁殖生産者が直面している厳しい経営環境があります。子牛は高値で取引されつつも、高騰する飼料価格が業界に圧力をかけています。生産者にとって、ICT機器の導入が競争力を高める鍵となっており、「牛わか+++」はそれに応える形で設計されました。
「牛わか+++」の特徴
この製品には、以下のような6つの重要な特徴があります。
1.
牛に優しい設計
牛にセンサーを装着する必要がなく、母牛にストレスを与えないため、従来の技術に比べて非常に人道的な選択肢です。また、生産者自身もセンサーの取り付け作業から解放されます。
2.
高機能な監視カメラ
高画質のカラー映像に加え、夜間は白黒映像に自動変換。スマートフォン経由でパン・チルト・ズーム機能が操作でき、分娩以外の牛舎の状態を随時確認することができます。
3.
コストパフォーマンスの追求
初期導入費用を30万円から抑えることで、繁殖規模や飼養方法に応じた最適なカメラ台数の構成が可能です。
4.
複数台設置による安心感
安価なカメラを多数設置することで、同時期に分娩が行われても見逃すことなく監視できます。AIは最短3時間で分娩の兆候を検知し、自動通知します。
5.
簡単な移設が可能
各分娩房に取り付け金具を予め設置しておくことで、分娩後にカメラを別の部屋へスムーズに移動できます。これにより、設置作業の手間が大幅に削減されます。
6.
面倒なインターネット工事不要
SIM内蔵のLTEルーターを用いるため、契約や回線工事が不要で、100Vのコンセントがあればすぐにシステムを導入可能です。
AIによる高度な検知性能
実証実験では、32の生産者から306頭の牛を対象に分娩当日の検知率が93%という高い数値を記録。このAI技術は、分娩前の行動パターンを学習し、LINEやメールで分娩の兆候を知らせます。今後、この技術が農業や畜産の現場でどのように活用されるか、大いに期待がかかります。
ノーリツプレシジョンは1951年に創業し、医学や介護の分野でも数々の実績がある信頼の企業です。新規事業部の西林さんにお話を伺いましたが、彼は「この製品が少しでも生産者の負担を軽減できれば」と語り、多くの生産者の声を基にした開発の意義を強調しました。
問い合わせ先
「牛わか+++」に関する詳細情報やお問い合わせは、ノーリツプレシジョン株式会社の新規事業部、スマート畜産支援の西林までご連絡ください。電話番号:073-454-4690、メール:
[email protected]。
この革新技術が、今後の繁殖現場の効率化と動物愛護の実現に向けて重要な一歩を踏み出すことを願います。