知的障がい者支援
2025-11-28 09:25:21

ファミリーマート、知的障がい者のための支援プログラムを導入

ファミリーマート、知的障がい者のための多様性支援プログラムを導入



株式会社ファミリーマートは、ダイバーシティとインクルージョンを強化するため、農場で働く知的障がいのある社員向けに特別な認知発達支援プログラム「夢育て1.0」をスタートしました。このプログラムは、2025年から始まる予定で、株式会社夢育てが提供する「ノウフク・アワード2023チャレンジ賞」にノミネートされた成功事例を基にしています。

目指すは自立と成長の機会



既に千葉県流山市のファミリーマートの農場では、知的障がいを持つ約50名の社員が有機野菜の栽培に従事しており、「夢育て1.0」はこれらの社員が秘めた可能性を次のレベルへと引き上げることを目的としています。このプログラムにより、社員はより多様な作業を担う技能を身につけたり、高度なチームワークが求められる環境で実力を発揮することが期待されています。

プログラムの内容



「夢育て1.0」では、以下の3つの要素を取り入れたカリキュラムを提供します:
1. 座学:フォイヤーシュタイン理論に基づく認知発達教育
2. 実技:身体能力向上を目的としたブレイン・ジム
3. 対話:自らの夢や希望を話し合うことで主体性を育む時間

このプログラムは、農場でのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)も並行して行われます。

お問い合わせ先と計画



対象となるのは、農場で働く知的障がい・発達障がいのある社員10名で、2025年10月から約一年間、毎週水曜日に実施されます。また、プログラムの開始前には、認知アセスメントも行うことで、それに基づいた指導が行われ、1年後には再評価を通じてその効果を測定します。

企業と専門家の見解



ファミリーマートと株式会社夢育ての代表の前川哲弥氏は、今回の協業が企業の障がい者雇用に新たな可能性を開くと期待を寄せています。また、兵庫県立大学の豊田正博教授も、フォイヤーシュタインの理論とブレイン・ジムの相乗効果が、知的障がい者の職務能力を向上させる場面において農作業が最適な環境であるとコメントを寄せています。

未来に向けて



ファミリーマートでは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」という理念のもと、すべての社員が地域に根ざし活き活きと働ける環境を創造していくことを目指しています。「夢育て1.0」を通じて、障がいのある社員の認知発達と自立を強力に支援することが期待されます。今後も、この取り組みを通じてダイバーシティとインクルージョンの実現に貢献してまいります。


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会社情報

会社名
株式会社ファミリーマート
住所
東京都港区芝浦3-1-21msb Tamachi 田町ステーションタワーS 9F
電話番号
0120-079-188

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