Printful、日本市場への新たな一歩
オンデマンド印刷およびドロップシッピングサービスを展開している
Printfulが、日本の製造企業との提携を開始しました。この新しい取り組みは、国際的な事業拡大を目指す中での重要なステップであり、日本市場における顧客体験を更に向上させるためのものです。
提携の背景と目的
Printfulはこれまでも、
スペインのバルセロナで新たな製造拠点を開設するなど、勢力的に国際展開を進めてきました。2020年1月から始まったこの成長戦略の一環として、日本の製造企業との提携が実現しました。これにより、Printfulを利用する日本の顧客に対し、国内でのスムーズな商品供給が可能となります。
この提携の最大のメリットは、国内向け商品の配送日数が大幅に短縮される点です。具体的には、国内で製造される商品は
1〜3営業日でのお届けが見込まれており、これまでの平均8〜30営業日という海外からの配送と比較して、格段に迅速なサービスを提供できるようになります。
新たな製品ラインアップ
初めての日本製造から提供される製品は、人気ブランドである
Anvilや
Gildanからの6種類のアパレルアイテムです。これらは
インクジェットプリント(DTG)技術を用いて生産され、前面のみのプリント配置が可能です。さらに、Printfulでは今後の製品ラインアップの増加やプリント配置の選択肢の拡充に向けて検討を進めていくとのことです。
地元コミュニティへの貢献
特に日本市場はECの成長が著しい地域であり、PrintfulのCEOである
Davis Siksnans氏も「日本市場には大きな可能性がある」とコメントしています。すでに2019年から日本語版の公式サイトや日本円での決済にも対応しており、顧客に特化した体験を提供する姿勢を示しています。
Printfulの成り立ちと未来
Printfulは設立以来、2000万点以上の商品を製造し、現在はカリフォルニア、ノースカロライナ、ラトビア、スペイン、メキシコといった地に6つの施設を構えます。また、オーストラリアの製造企業とも提携を結んでいます。今回の日本進出を通じて、さらなる成長を目指すPrintfulの動向に注目が集まります。
詳しい情報については、
Printful公式サイトをご覧ください。