医療現場での対立をチャンスに変える研修
小児医学の未来を担う人材を育成する公益財団法人川野小児医学奨学財団は、2026年4月27日に医学生と卒業生向けのオンライン研修「対話と合意形成のスキルが学べる!コンフリクトマネジメント研修」を実施しました。この研修は、医療現場における意見の対立を成長の機会として捉え、質の高い医療を提供するためのスキルを学ぶことを目的としています。
研修の背景
川野小児医学奨学財団は、1990年に設立以来、小児医学を学ぶ優秀な学生に奨学金を提供し続けてきました。しかし、経済的支援だけではなく、将来の医療に貢献できる人材を育成するため、研修プログラムを導入することが必要と考えました。2022年度からは、奨学生や卒業生へのヒアリングを基に、さまざまなプログラムを実施しています。
今回のコンフリクトマネジメント研修は、参加者からの要望を受けて企画されました。特に医療現場での多職種連携や患者とのコミュニケーションにおいて、対立をどのようにマネジメントし解決するかが重要であることが認識されています。
研修プログラムの内容
研修には、総合診療医であり、キャリアコーチとしても活動する福田幸寛先生を講師として招きました。参加者は、小児医学部に所属する奨学生15名と卒業生1名で構成されていました。
研修内容は以下の通りです:
- - コンフリクトの基礎理解
- - ケーススタディ
- - 対象スキルの実践演習
- - チーム医療への応用
参加者は、実践的な演習を通じて、対立解決に必要なスキルを身につけることができました。特に実習やグループワークが多い医学部では、このスキルが今後のキャリア形成において大変重要であるとされています。
参加者の感想
研修後には、参加者からさまざまな感想が寄せられました。ある学生は、「コンフリクトは必ず起こる問題であり、この研修が役に立つと信じています」と述べました。また別の参加者は、「今まで言語化できずにいた思いを見える化できたことで、自身の状況や人との関係をより明確に理解できるようになった」と語っています。さらに、「相手の意見をしっかり聞くこと、その背景を理解することが重要だ」といった意見も聞かれました。
今後の展望
川野小児医学奨学財団は、研修を通じて得た参加者のフィードバックを生かし、今後も医療現場での人材育成に力を入れていく予定です。質の高い医療を提供するためには、医師たちが成長する機会が不可欠です。対立をチャンスに変えるスキルを磨くことで、医療の質向上に向けた取り組みがさらに進むことが期待されています。
財団の概要
公益財団法人川野小児医学奨学財団は、小児医学の発展を目指し、奨学金給付や研究助成を行っています。設立以来、多くの学生に支援を行い、地域医療を支える活動を続けています。
詳細については、財団の公式ウェブサイトをご覧ください。URL:
川野小児医学奨学財団