Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2024が発表されました
2024年も注目のフォーブスジャパンが主催する「Xtrepreneur AWARD」の受賞プロジェクトが発表されました。このアワードは、企業間の協力による新たな価値創造を評価し、未来を見据えたプロジェクトを表彰するものです。
今年のグランプリには、福井経編興業、帝人、大阪医科薬科大学が共同開発した『心・血管修復パッチ「シンフォリウム」』が栄誉を受けました。このプロジェクトは、心血管疾患の治療に革新をもたらすことが期待されています。
受賞プロジェクトについて
Xtrepreneur AWARDは、社会の多様な課題に対するインパクトを重視し、特に優れたプロジェクトに対して表彰を行います。今年も100以上のエントリーがあった中から、様々な部門で受賞プロジェクトが選ばれました。
- - ダイバーシティ&インクルージョン部門では、認知症の不安を軽減するためのAIを用いた「脳の健康チェック」サービスが取り上げられました。これは、NTTコミュニケーションズと日本テクトシステムズの協力によるもので、幅広い影響を与えることが期待されています。
- - サーキュラーエコノミー部門には、廃食用油を活用した国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産に向けての取り組みが選出されました。これはレボインターナショナル、コスモ石油、日揮ホールディングスの協業によるものです。
- - ローカルインパクト部門では、徳島県上勝町から発信されたプロジェクト「reRise TOKYO」が受賞しました。都市部での廃棄物再利用率100%を目指しており、地域活性化に寄与しています。
- - GX/カーボンニュートラル部門には、環境保全型ハイブリッド農業「藻類Xアクアポニックス」が選出され、このプロジェクトは熊谷組、ひらやま、ヤンマーアグリジャパン、三菱化工機アドバンスの連携によるものです。
このアワードは、エンタープライズや大企業が関与するプロジェクトが対象となり、日本独自の価値を世界に発信することを目的としています。
審査基準と審査員
審査は「日本発・グローバル」「インパクト」「意外性」を基準に行われ、多様なバックグラウンドを持つ審査員たちがプロジェクトの魅力を判断しました。審査員には東京大学生産技術研究所の研究顧問や複数の企業の代表者が名を連ねています。
Xtrepreneur AWARDの意義
Xtrepreneur AWARDは、企業のレガシーを活かし、さまざまな業種や分野の企業が協力することで新たな価値を生み出す可能性を探ります。この受賞プロジェクトの数々は、実際に社会課題を解決するための有効な手段となることでしょう。
これからもますます進化を遂げる「シンフォリウム」のようなプロジェクトが期待されます。詳細については、フォーブスジャパンの特設サイトをご覧ください。