オーラルケアの新常識
2018-06-04 10:01:00
「歯と口の健康週間」に新提案!オーラルケアの新常識を知ろう
歯の磨き方改革が必要な理由
6月4日は「歯と口の健康週間」。この期間に合わせて、パナソニックが立ち上げた新しいオーラルケア啓蒙活動『FLORAL PLATE PROJECT』が注目を集めています。近年の調査によれば、日本では歯磨きに対する満足度が低く、多くの人が歯と口の健康について十分に関心を持っていないことが明らかになっています。
現代のオーラルケアの現状
厚生労働省が行った「歯科疾患実態調査」によると、日本人のうち39.1%がデンタルフロスや歯間ブラシを使用している一方で、61.9%は歯ブラシだけに依存していることが分かりました。実際、歯ブラシでの磨きのみでは、歯垢除去効率が約60%程度とされ、残りの40%の汚れが歯間に残ってしまいます。この状況を打破するため、パナソニックは「歯の磨き方改革」を提唱しています。
オーラルケアの新たなアプローチ
『FLORAL PLATE PROJECT』では、従来の歯ブラシだけでなく、歯周ポケットへのケアも重視しています。特に歯と歯茎の間に存在する歯周ポケットは、一般的な歯ブラシでは届きにくく、これをしっかりケアするためには口腔洗浄器などの補助工具が必要です。このアプローチにより、より徹底したオーラルケアが可能となります。また、パナソニックの提唱する「FBI」(フロッシング、ブラッシング、イリゲーション)メソッドを用いることで、効果的な歯のケアが実現できます。
『FLORAL PLATE』が伝える新たな認識
このプロジェクトの一環として、パナソニックはユニークなデザインの食器『FLORAL PLATE』を使用した啓蒙活動を開始しました。見た目は美しい花柄ですが、実はその柄は人間の歯型を元に作られています。料理を盛り付けて食べ終えると、残った食べカスが隙間に挟まっていることがわかるという仕掛けです。このお皿の映像を通じて、歯磨きだけではなく、しっかりと隙間のケアが必要であることを視覚的に伝えています。
消費者の反応と今後の展開
これらの啓蒙動画は、中国で3日間で1000万回の再生を記録するなど、大きな反響を呼んでいます。このような活動が、日本においてもオーラルケアに対する関心を高めるきっかけとなることが期待されています。今後、パナソニックはさらなる啓蒙活動を通じて、日本人の口腔ケアへの関心を引き上げ、磨き方の改善を促進する意向を示しています。
歯科医からの視点
歯科医師の上妻和幸先生によると、日本人は歯磨きに対する満足度が低く、改善の余地が多いとしています。特に、複雑な歯列を抱える日本人にとって、1本の歯ブラシで全てをケアすることは難しいため、補助器具の利用が推奨されています。
最後に
『FLORAL PLATE PROJECT』のような新たな試みは、ただ単に製品を宣伝するだけではなく、健康な口腔環境を実現するために必要な知識と方法を広めることに繋がります。これらの取り組みを通じて、多くの人がより良いオーラルケアを実践することができるようになることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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パナソニック株式会社
- 住所
- 大阪府門真市大字門真1006番地
- 電話番号
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