新潟・佐渡空港就航に向けた訓練実施の新たな一歩

新潟・佐渡空港へ向けた新たな挑戦

新潟拠点の地域航空会社、トキエア株式会社は、佐渡空港への就航に向けた一歩を踏み出しました。本日、台湾桃園市にあるAnsett Aviation Asia社の施設で、機長と副操縦士のためのシミュレーター訓練を実施しました。この訓練は、2025年8月5日に予定されている実機による調査飛行につながる重要なステップです。

シミュレーター訓練の概要

トキエアは、機長と副操縦士の2名を対象に、佐渡空港での離着陸を中心としたシミュレーター訓練を行いました。これは、日本で初めてAnsett Aviation Asia社のATRシミュレーターを用いる試みであり、最新技術を駆使したリアルな訓練環境が提供されています。佐渡空港での運航準備が整うことで、多くの旅客が新潟と佐渡を行き来できるようになることが期待されています。

実機による調査飛行の計画

2025年8月5日、実際の機体を使用した調査飛行も予定されています。天候や準備状況により開催が変更される可能性もありますが、この試みは地域の観光業やビジネスに大きな影響を与えることが見込まれています。

長谷川代表取締役のコメント

トキエアの代表取締役、長谷川政樹氏は「佐渡空港への就航は、地域の皆様の移動手段を拡大し、佐渡島の魅力をより多くの方に伝える機会になると自信を持っています」と語りました。今後も進捗に関する情報を適宜発信することを約束し、地域の方々の協力を求めています。

トキエア株式会社の概要

トキエア株式会社は、2020年に新潟で設立された地域航空会社です。環境に配慮したATR 72-600やATR42-600などのプロペラ機を使用しており、「新潟＝札幌（丘珠）」「新潟＝名古屋（中部）」「新潟＝神戸」「新潟＝仙台」といった便を運航しています。地域のビジネスや観光を支えることをビジョンに掲げており、今後も持続可能な航空サービスの提供に努めていきます。