高千穂交易、OTシステムの迅速復旧を実現する画期的ソリューションを販売開始
近年、スマート化が進む工場において、サイバー攻撃のリスクはますます高まっています。特に製造業や電力、ガス、化学、石油といった重要インフラを担う事業者にとって、OT(Operational Technology)システムのセキュリティ強化は喫緊の課題となっています。しかし、万が一サイバー攻撃が発生した場合、従来の復旧方法では数日、場合によっては数週間もの時間を要するケースも少なくありません。
この問題に対し、高千穂交易株式会社は、イスラエルのSalvador Technologies社が開発した画期的なリカバリーソリューション「サイバーリカバリーユニット(CRU)」の販売を開始しました。CRUは、OTシステムに特化した、まさに“秒速復旧”を実現するソリューションです。
わずか30秒でシステム復旧
CRU最大の特長は、その圧倒的な復旧速度です。従来のバックアップシステムでは、データのリストアに数時間から数日かかるのが一般的でしたが、CRUは特許取得済みのエアギャップ技術と独自の設計により、わずか30秒でシステムの利用を再開することができます。これは、重要インフラにおいては、まさに命綱となるスピードです。
強固なセキュリティとシンプルな操作性
CRUは、バックアップデータを保管する3枚のディスクをエアギャップ技術で保護することで、マルウェア感染のリスクを最小限に抑えています。また、設定や操作もボタン操作で行えるため、ITスキルがなくても安心して使用できます。複雑な手順や専門知識は不要、誰でも簡単に、そして安全にシステムを復旧させることが可能です。
2024年7月の大規模障害でも実証された信頼性
2024年7月に発生した世界規模の大規模障害においても、CRUを使用していた重要インフラや製造業のお客様は、数分以内に業務を完全に復旧できたと報告しています。この実績が、CRUの高い信頼性と実用性を証明しています。
高千穂交易のOTセキュリティ事業強化
高千穂交易は、2024年4月よりテリロジーグループと業務提携を開始し、OTセキュリティ事業を強化しています。CRUの販売開始は、同社のOTセキュリティ分野におけるラインナップ拡充の一環であり、特に製造業のお客様へのサポートを強化していく戦略の一端を示しています。
今後の展開とオンラインセミナー
高千穂交易は、CRUの販売開始を機に、OTセキュリティに関するオンラインセミナーを複数開催する予定です。これらのセミナーでは、CRUの詳細な説明に加え、OTシステムのセキュリティ対策についても解説する予定です。製造業におけるサイバーセキュリティ対策にお困りの方は、ぜひご参加ください。
セミナー情報
セミナー1: 「サイバー攻撃や障害からOTシステムを迅速に復旧させる方法とは?~わずか30秒で復旧を実現するSalvador Technologies CRUのご紹介~」
セミナー2: 「【製造業向け】サイバー攻撃に狙われるOT/ICS環境、どう守るべきか? ~ネットワーク資産・リスクの可視化から始めるセキュリティ対策強化の第一歩~」
詳細な日程や登録方法は、高千穂交易のウェブサイトをご確認ください。
高千穂交易は、これからもお客様のビジネスを支えるために、最先端の技術とサービスを提供し続けます。