AI-BOWが提供する環境
2024年11月、東京の日本工学院専門学校との協力で、株式会社ハーモニープラスは新しい就職活動支援ツール「AI-BOW」の開発に向けて、ワークショップを実施しました。この取り組みの目的は、学生のリアルな声を反映したトータルな就活支援ツールを目指すことです。このワークショップは三日間に渡って行われ、学生たちの貴重な意見を収集しました。
学生の意見が鍵
ワークショップでは、過去に就職活動を経験した学生たちが集まり、どのような支援が必要かを討論しました。参加者の中で最も多かったのは、既存の就活ツールに対する評価と問題点でした。モデレーターが「就職活動で利用したツールの感想を教えてください」と尋ねると、学生たちはそれぞれの体験を共有しました。
- - Aさんは、キャリアサポートセンターでの履歴書添削や面接練習の効果を強調しました。特に自分の気づかない改善点を指摘されることが助けになったといいます。
- - Bさんは学校ならではの採用実績データが役に立ったと答えましたが、外部の就活サイトからの連絡が煩わしく感じることもあったと話しました。
- - Cさんは口コミサイトから得た企業に関するリアルな情報は便利だったが、情報の偏りに注意が必要であると述べました。
- - デザイン業界に特化した情報サイトが役立ったというDさんの意見も印象的でした。
- - EさんはSNSを活用して小規模企業の情報を見つけられたことを挙げ、その意外性に喜びを表しました。
このように、参加者各自が多様な観点で自分の体験を話す中で、充実した意見が交わされました。
支援ツールの課題
一方で、参加者は改善点についても真剣に語り合いました。特に就活情報が過多になることで、自分に合った情報を見つけるのが難しいという問題が浮上しました。例として、
Aさんは「一般的なサイトは情報が多すぎて、自分にあった情報を見つけるのが困難だ」と指摘しました。専門的な職種についての情報が不足している点も、多くの学生が悩んでいる問題です。
また、
Fさんはインターンシップの情報不足、特に参加に関する具体的なアドバイスが欲しいと述べました。これらの意見は、ツールの開発において非常に重要な要素となります。
就活活動のタイミング
学生の声を集める中で、就活活動を開始するタイミングが選択肢を拡げることに関しても意見が分かれました。
Eさんは早めに準備を進めることで選択肢が増えた体験を語り、一方で計画的な活動の重要性を再認識したことを振り返りました。このことは、就職活動においての先ほどの情報収集と併せて非常に重要な課題であることがわかります。
目指す未来へ
このワークショップは、学生の多様なニーズと課題を把握する良い機会となりました。ハーモニープラスは「AI-BOW」を通じて、情報の整理と個々のニーズに合わせた支援を提供する次世代型の就活ツールを目指しています。情報が過多な時代において、学生が自分のキャリア形成を主体的に行える環境を整えます。今後もハーモニープラスは学生の意見を反映しながら、「AI-BOW」を進化させていく所存です。
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