八戸市の職員エンゲージメント向上支援
青森県八戸市は2025年度に向けた職員エンゲージメントの向上に資する調査および施策立案のため、株式会社CAQNAL(カクナル)と業務委託契約を結びました。この契約の締結は、地域の魅力向上や住民に向けたサービス向上を目指す八戸市の新たな挑戦を示しています。
背景と目的
少子高齢化や人口流出という社会課題に直面している八戸市は、職員の離職やメンタルヘルスの問題など、人的資源に関する複雑な課題を育んでいます。職員エンゲージメント調査の実施が鍵となる中、過去数年間の地方公務員試験の受験者数は減少傾向にあり、特に若手職員の離職率は増加の一途を辿っています。このような状況を打破するため、総務省は職員エンゲージメントの強化を求めています。
株式会社CAQNALは、八戸市の組織活性化に向けて、具体的かつ実行可能な施策を提案し、実施の支援を行うことで、職員一人ひとりが活き活きと働ける環境を創出することを目的としています。最終的には、八戸市が地方自治体としての模範となることを目指します。
主な取り組み内容
契約の元、カクナルは以下の主軸に沿って八戸市の職員エンゲージメント向上に寄与します。
1.
現状分析と課題の可視化
2024年度のエンゲージメント調査を通じて、性別、年齢、役職ごとの詳細な分析を行い、現状の課題を洗い出します。
2.
エンゲージメント調査の継続実施
2025年度の調査を独自に設計し、前年との比較を行うことで施策の効果を検証し、次の課題を特定します。
3.
職員参加型イベントの企画運営
エンゲージメントスコアが低い傾向にある職員を対象に活動を促進し、「八戸市職員のやりがい・働きがいを定義する」ワークショップを実施します。
カクナルのアプローチ
カクナルは独自のエンゲージメント調査を展開し、単なるデータ収集に留まらない具体的なアクションにつなげることが特徴です。
八戸市の特有の課題に応じた質問を設計し、職員の価値観や感情の「現在地」を把握します。
職員からのフィードバックや人事情報を元に多角的な分析を行い、本質的な課題を明らかにします。
カクナルは過去の事例や最新の潮流を反映した具体的な施策を提案し、実行に移すまで伴走します。
中島篤のコメント
代表の中島篤(ナカシマアツシ)はこの契約を嬉しく思い、八戸市の職員がやりがいを持てる環境を整えるため、全力で取り組む意志を示しています。地域に即したリアルな組織診断と改善策を提案し、職員と共に汗を流して八戸市の模範となる組織の実現を目指します。
まとめ
この取り組みは、八戸市の地方自治体としての評価を高めるだけでなく、職員一人ひとりの働きがいやモチベーション向上にも寄与するでしょう。今後の八戸市の施策には、多くの期待が寄せられます。