メディアジーンとジーニーが新広告ソリューション「クレド」を導入し市場拡大

新しい広告の風を吹かせる「クレド」

メディアジーン株式会社（以下、メディアジーン）と株式会社ジーニー（以下、ジーニー）が連携し、広告クリエイティブソリューション「クレド（Cr.ED）」の提供範囲を拡大したことが発表されました。この連携により、メディアジーンが運営する新たなソリューションが、日本市場で多くの広告主に新しい可能性を提供すると期待されています。

「クレド」の特長とは？

「クレド」は、ユーザーが簡単に表現豊かな広告を制作できる特長を持ち、台湾で高いシェアを誇るクリエイティブソリューションです。今回は、ジーニーの運営する日本最大級のSSP（Supply Side Platform）「GENIEE SSP」を通じて、日本市場でもその提供が開始されます。

連携の背景にある目的

メディアジーンは、2023年5月に経営統合したThe News Lens Co.（TNL）との共同プロジェクト「TNLメディアジーン Experience Studio」を立ち上げ、日本市場向けのマーケティング支援をスタートしました。そして、「クレド」はこのプロジェクトの一環として、台湾のラグジュアリーブランドや自動車メーカーを含む500以上の企業で導入されています。

先日、複数のメディアで「クレド」を試験的に導入し、ユーザーエンゲージメントが劇的に向上したという結果が報告されています。特にインタラクティブな広告フォーマットの効果は顕著で、通常のバナー広告と比較してCTR（クリック率）が最大2.6倍に達するなど、非常に高い広告効果が実証されています。

新たな広告体験の提供

この連携によってメディアジーンは、「クレド」のクリエイティブ提供ノウハウと、ジーニーが誇る広範な配信プラットフォーム及びテクノロジーを融合させ、質の高いサービスを提供します。これにより、国内デジタル広告市場の活性化を図る方針です。特に、広告主や代理店に対しては、ジーニーのブランドセーフティを維持した高品質なメディアへのアクセスが可能になり、「クレド」で制作したリッチクリエイティブ広告の配信も行えるようになります。

メディア運営者への利点

パブリッシャー（メディア運営者）にとっても、この新しい仕組みは大きなメリットがあります。ユーザー体験を損なわない形でのリッチ広告は、広告単価の向上に寄与し、メディア全体の収益性を高めることが期待されています。

「クレド」についての詳細

「クレド」は、メディアジーンがTNLと共に日本市場で展開する台湾発の広告クリエイティブ生成プラットフォームとして、40種類以上のインタラクティブフォーマットを提供します。柔軟なカスタマイズが可能で、効果的なユーザーエンゲージメントの実現に向けて設計されています。広告主は、画一的な広告配信から脱却し、より強固なブランド認知と好感度、さらにはCTRの向上を図ることができます。今後もメディアジーンは、「TNLメディアジーン Experience Studio」を通して、先進的で効果の高いソリューションを提供し続ける計画です。