IHIとBPSの協業で低炭素社会へ向けて前進
株式会社IHIは、発電用ボイラの改造で実績を持つ米国Babcock Power Inc.の傘下企業であるBabcock Power Service Inc.とRiley Power Inc.と協業契約を締結しました。この合意により、両社は発電用ボイラの燃料を低炭素に転換するプロジェクトに取り組むことになります。
低炭素燃料転換工事の必要性
世界的に進展しているカーボンニュートラルの動きは、発電分野においても脱炭素化を急務としています。この背景から、低炭素燃料として期待される「燃料アンモニア」が注目されています。現時点で、IHIとBPSはその転換工事において協力することを合意しました。
また、BPSは世界各地で発電所のボイラ改造に成功しており、すでに1,700万kW以上の出力を持つ多様な燃料転換工事の実績があります。これにより、発電所はコスト削減や低炭素化の達成を実現可能となります。
技術力と専門性の結集
IHIとBPSの協業によって、発電用ボイラの燃料転換についてのさまざまな提案が可能になります。双方の持っている技術力や専門性を組み合わせることで、世界中の顧客にはより優れたソリューションが提供できる見込みです。
IHIの実績と展望
IHIが持つ燃料アンモニアの利用技術は高く評価されています。2024年度にはJERA碧南火力発電所にて、燃料アンモニアの大規模な転換実証試験が行われる予定で、その際には熱量比20%での成功を目指しています。また、インドネシアの火力発電所でも他社製ボイラを当社製のアンモニア燃焼用バーナに改造し、焼却実証に成功しています。
IHIはこれらの技術と成功例を活かし、持続可能なエネルギートランジションを推進します。そして、グローバルな環境負荷の低減に貢献し、よりクリーンな未来を実現することを目指しています。
合意の意義
今回の協業契約は、IHIとBPSが共同で行うことで、より大規模なプロジェクトでの効果を期待できるものです。従来のボイラの改造工事に比べ、より環境への影響を少なくした燃料へとシフトさせるための基盤を構築できるでしょう。これにより、世界のエネルギー構造の転換にも寄与することが期待されます。
この協業を通じて、発電分野における持続可能なエネルギーシステムの構築に向けたステップが大きく前進することとなるでしょう。