社員が新しい価値を創造する瞬間に立ち会う
1. 新価値創造プログラムの開催背景
2025年9月17日、愛知県名古屋市の中日ビルで行われた「enco 新価値創造プログラム 第1期 成果発表会」には、地域企業の社員たちが集まり、自らの半年間の取り組みを発表しました。このプログラムは、現場で働く社員が自ら課題を見つけ、その解決策を練り上げ、実践を通じて学ぶ育成プログラムです。企業の成長には、ただのスキル習得だけでなく、課題と向き合いながら成長するプロセスが求められます。
2. 発表会の内容
発表会では、薬局スタッフや教育・サービス業の社員がそれぞれの新規事業案を披露しました。彼らの提案は、単なるビジネスアイデアにとどまらず、半年間の成長過程を具体的に表現したものでした。発表者たちは、自身の言葉で成果を述べ、参加者との対話を通じて新しい価値創造への理解を深めていきました。
3. リスキリングの新しい在り方
最近注目を集めるリスキリングとは、大人が新たに学び直すことを指しますが、多くは座学や短期間の研修に限定されがちです。しかし、企業の真の変革には、実践的な挑戦が重要です。encoのプログラムでは、初回に設定したバリュープロポジションをもとに、活動によって得られた気づきや変化を振り返り、具体的な成果として発表するスタイルが特徴です。
4. 参加者の声
発表会には、株式会社シセイや株式会社マイ・プランなどの企業が参加しました。登壇者は、各自の新規事業名と概要を発表し、聴衆との質疑応答を通じてアイデアを深めていきました。例えば、株式会社シセイの河村氏は、「くらしサポーターサービス」を通じて地域の生活をサポートする仕組みを提案しました。また、andra設計チームの花木氏は、ペット向けのAIカメラ「Pet AI Cam」を通して新たな市場開拓について語りました。
5. 今後の展望
発表会で示されたのは、革新的なビジネスモデルだけでなく、挑戦を通じて社員が自らの可能性を見出し、「挑戦を応援する文化」の形成です。これはトップダウンでの従来の企業文化からの大きな変化を意味しています。株式会社encoは、次期プログラムの拡充を進め、地域企業との共創を促進することで、持続可能なイノベーションを加速させていく考えです。
6. 企業名「enco」に込めた思い
「enco」という社名には、「encourage=勇気づける」という意味が込められています。私たちが提供するのは、ノウハウではなく、自分らしさを軸に周囲を巻き込み、行動を起こす力。この力が育つことで、個人も組織も本質的に変わっていきます。その瞬間を共にすることが、私たちencoの使命です。