コロナ対策のエンバーミング
2022-02-04 13:43:58

株式会社サン・ライフ、コロナ対応のエンバーミングサービスを開始

すべての故人にお別れを、サン・ライフのエンバーミングサービス



株式会社サン・ライフが、新型コロナウイルス感染症で亡くなった方へのエンバーミング(遺体衛生保全)サービスの提供を開始しました。この技術は、火葬が主流の日本においても、愛する人との最後のお別れをより良い形で送るための新たな選択肢として注目されています。

エンバーミングとは



エンバーミングとは、一般的に「遺体衛生保全」と訳される技術で、もともとはアメリカで土葬のために発展したものです。この技術を通じて、ご遺体を感染症の影響から守り、より長くお別れの時間を提供することが目的とされています。特に、コロナ禍でのニーズが高まる中、エンバーミングは信頼できる方法として活用されています。

エンバーミングの主な役割

1. 消毒・殺菌:感染症の心配を減少。
2. 腐敗の防止:腐敗を防ぐための科学的アプローチ。
3. 修復・化粧:外見を整え、故人らしさを保つ。
4. 心ゆくまでのお別れ:穏やかな空間で最後の時を過ごせる。

このような役割から、エンバーミングは遺族にとっても側面を持っており、心のケアに寄与することが期待されます。

新型コロナでの施術可否について



新型コロナウイルス感染によって亡くなった方に対してのエンバーミング施術可否に関しては、慎重な議論が行われてきました。しかし、2021年4月に一般社団法人 日本遺体衛生保全協会が施術要件を定めたことにより、適切な対策を講じた上で施術が可能となりました。この要件は厳格で、感染防止のために特別な動線を使用し、施術に関わる全ての環境を徹底的に消毒することが求められます。

サン・ライフの取り組み



サン・ライフでは、昭島市に本社を置くフューネラルサポートサービス合同会社と提携し、全ての施行要件をクリアすることができました。これにより、新型コロナ感染症で亡くなった方を受け入れ、お別れの空間を提供できるようになったのです。

サン・ライフが所有するご安置室は、東京・神奈川を中心に90室以上あり、安心して面会できる環境が整っています。適切な感染症対策が取られているため、遺族にとっては心配せずに故人との最後の時を過ごせることでしょう。

通常の葬儀とは異なるお別れ



新型コロナウイルスの影響で多くの方が「通常の葬儀ができない」と感じていますが、エンバーミングを利用することで、手袋を着用するなどの条件はあるものの、故人にサプライズを与えるようなお別れ方が可能になります。納体袋の開封や棺の蓋を開けることができ、愛用品を無理なく納めることもできます。これにより、より個別的で心のこもったお別れが実現するのです。

新たな葬儀プラン「ゆとりプラン」



2023年2月4日より、エンバーミングが内包された新型コロナ専用のご葬儀プラン「ゆとりプラン」を開始。サン・ライフが一貫したサポートを行い、心情に寄り添った葬儀を実施。病院での死亡診断書取得から遺骨の受取まで、スムーズな流れを確保しています。

このプランの基本価格は490,600円(税込)。エンバーミングのみの依頼も可能で、275,000円(税込)から受け付けています。具体的な依頼方法や対応エリアについては、サン・ライフの公式サイトまたは電話で確認できます。

会社の背景



サン・ライフは1933年に創業し、80年以上にわたり、冠婚葬祭業界で活動してきました。業界初の上場企業として注目を集め、エンバーマーの育成や新たなサービスの展開を行っています。今後も更なる成長を目指し、ライフステージに寄り添ったサービスを提供していきます。

公式サイトにて詳細な情報をご覧いただけますので、ぜひご確認ください。

会社情報

会社名
株式会社サン・ライフホールディング
住所
神奈川県平塚市馬入本町13-11
電話番号
0463-21-5411

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。