最近、サイボウズ株式会社は、中小企業向けのグループウェア「サイボウズ Office」とノーコードツール「kintone」の連携機能を2025年に導入することを発表しました。この連携により、両ツールのデータを効果的に活用することで中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が期待されています。
サイボウズ Officeとkintoneの連携機能について
この新しい機能では、サイボウズ Officeに登録されたスケジュールとkintoneの情報を関連付けることができます。具体的には、2つの主要な機能があります。1つ目は、サイボウズ Officeの訪問スケジュールからkintoneアプリにアクセスできる機能です。この機能では、顧客の訪問予定に関連する情報を簡単に確認することができ、訪問先の顧客情報に即座にアクセスできます。
2つ目は、kintoneで承認された休暇をサイボウズ Officeのスケジュールに自動的に登録する機能です。これにより、従業員の休暇申請がスムーズに処理され、社内でのコミュニケーションが一層円滑になります。
連携機能の導入背景
サイボウズは、特に中小企業向けに利便性と効率性を追求してきました。その中でも、kintoneはビジネス現場における業務改善を支援する重要なツールとして多くの企業に利用されています。両者の併用が進む中、ユーザーからの要望が高まり、スケジュール機能の連携が実現しました。特に「kintone」で管理している顧客への訪問予定をスケジュールに反映させたいという声が多く寄せられたことが、この連携機能搭載の大きな要因となりました。
追加情報と今後の展望
この連携機能は、スタンダードコース以上の契約を通じて利用可能で、追加料金は不要です。詳細な設定方法については、ヘルプサイトに案内されています。サイボウズとkintoneの連携により、中小企業は簡易な営業支援ツール(SFA)としての活用も可能になります。
今後、サイボウズは更なる機能改善を検討し、企業のDX推進を力強くサポートする予定です。また、kintoneは現場主導の業務改善ツールとして、変化し続けるビジネス環境に柔軟に対応できると期待されています。これにより、企業の情報共有や業務改善が進み、中小企業の競争力を高める助けとなるでしょう。
サイボウズ Officeとkintoneの知名度
サイボウズ Officeは1997年から多くの中小企業に利用されており、80,000社以上が導入しています。シンプルで直感的な操作が特徴で、初めてグループウェアを利用する企業でも安心して導入できます。一方、kintoneはIT知識が少ない企業でも容易にカスタマイズが可能で、さまざまな業務に対応したアプリを作成できます。
詳しい情報は、それぞれの製品サイトをぜひご覧ください。サイボウズ Office: https://office.cybozu.co.jp/, kintone: https://kintone.cybozu.co.jp/