音楽を楽しむための新しいアプローチ
2025年春、株式会社東音企画が新たに刊行した『TWINKLE ~耳を澄ます 身体をゆるめる~』は、ピアノ初心者から中上級者まで楽しめる斬新なピアノ教本です。著者は、実績豊富なピアニストであり教育者の角野美智子氏。美しい音色を奏でることが、演奏を楽しむ力を育むという思いを詰め込んだ一冊です。
著者による「音楽の楽しさ」を伝えるための工夫
角野氏の教え子には数多くのコンクール受賞者がいます。彼女の経験を基に本書では、音楽的表現力を高めるための実践的方法が手軽に取り入れられるよう工夫されています。「音のしっぽをつかまえるゲーム」など、家庭でも楽しめる音遊びが紹介されており、集中して耳を鍛えたり、手首の柔軟性を促進する方法が具体的に解説されています。
内容の特徴と有用性
本書は二部構成に分かれており、前半では誰もが知っている「きらきら星」を題材に、聴く力を育みます。美しい音のイメージを持つことで、音質への意識を高めていきます。後半では、重要な「脱力」に焦点を当て、無理のない身体の使い方を学ぶことで、美しい音色の奏で方を習得できます。このように、理論と実践を織り交ぜつつ、具体的な方法が豊富なイラストとともに学べる点が人気の要因です。
オリジナル連弾アレンジ楽譜の付録
また、付録として「きらきら星」のオリジナル連弾アレンジ楽譜も収載されており、ハーモニーを楽しむことができます。この楽譜を通じて、子どもたちが音楽の美しさを実感しながら、感性を豊かに育む手助けとなるでしょう。
発刊記念特別講座の開催
新刊の発売を記念して、特別講座が予定されています。講座では著者自らが、本書に基づいた音楽の楽しさや、家庭でできる耳の育て方についてお話しします。具体的には、5月16日と6月6日に開催される予定で、東音ホールやヤマハ銀座での開催も計画されています。この講座は、ピアノを習う上でのモチベーション向上に役立つ内容となっており、参加者には特別な体験を提供します。
イラストで引き立つ美しい音色の世界
本書の表紙には、特別に描き下ろされたイラストが使用されており、音楽の世界観を視覚的にも楽しませてくれます。美しい音色をイメージさせるデザインに加え、表紙に描かれた猫のキャラクターも話題を呼んでいます。これは、著者自身が大切にしている音楽の魅力を視覚にも表現することを目的としています。
最後に
このように『TWINKLE ~耳を澄ます 身体をゆるめる~』は、楽器を弾く楽しさと音楽の美しさを体感させるための優れたテキストです。家庭での学びを促進し、音楽に触れて楽しめる環境を整えていく上で、非常に有用な一冊と言えるでしょう。全国の楽器店やオンラインショップで購入できるため、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。音楽の楽しさを一緒に体験してみましょう!