Y. & SONSが2025年春に向けた新作コレクションを発表

Y. & SONSの新作コレクション2025年春

メンズきものブランドとして知られるY. & SONSが、2025年春の新作コレクションを発表しました。本コレクションは、伝統的な技術と新しい素材を組み合わせたもの。全国の職人達とのコラボレーションを通じ、革新的でありながらも本格的なきものの魅力を引き出しています。

特徴的な素材とデザイン

新潟県の片貝産地で作られた『紅梅織（こうばいおり）』は、綿と麻の組み合わせで作られた生地です。この生地は呼吸しやすく、肌に優しいため、夏の着用にも最適です。市松模様に太い綿糸を織り込み、着心地は抜群。また、松皮菱の柄が型染めされており、その配色は藍染めや松煙染めの濃淡が織り交ぜられています。これにより大胆さとシックさの両方を兼ね備えたアイテムが実現しました。

その他にも、岐阜県尾州のウール素材や、Graphpaperとのコラボ商品も新しい色合いやデザインが取り入れられています。

コラボレーション企画

Y. & SONSは、今シーズンから日本のパンツブランドNEATとの特別なコラボレーションを開始しました。羽織とパンツを同じ生地で作ったセットアップスタイルを提案し、両者の特徴を活かしたスタイリングが楽しめます。NEATのパンツは、すっきりとしたシルエットが特徴で、和装の袴との共通点を見つけて新たなスタイリングを模索しています。

岡山・倉敷の手仕事の魅力

また、Y. & SONSでは岡山・倉敷の須浪亨商店が手掛けるいぐさを使用した手提げ籠「いかご」や「瓶かご」も新作コレクションに登場します。これらのアイテムは全て手作りで、サイズやデザインにこだわりが詰まっており、日常生活でも便利に使えるアイテムです。いかごは特に人気があり、戦後の闇市で使用されていた「やみかご」に由来しています。

商品ラインナップとPOPUP情報

新作アイテムのラインナップは多彩で、片貝絞りのきものや羽織、博多角帯など、季節にぴったりのアイテムが揃っています。特に3月29日からは、神田と京都でのPOPUPイベントが行われ、伝統の手仕事を肌で感じることができます。さまざまな大きさと形のいかごも展示販売され、観覧者はその魅力を体験できる機会となります。

まとめ

Y. & SONSの2025年春の新作コレクションは、伝統と革新を見事に融合させたスタイリッシュなアイテムが楽しめる内容となっています。新潟の素材や倉敷の手仕事、さらにはNEATとのコラボレーションアイデアなど、きものの可能性を広げる革新的な提案に目が離せません。これからの季節、ぜひY. & SONSのアイテムを通じて、日本の伝統文化を再発見してみてはいかがでしょうか。