蓄電池活用のシステム
2025-10-23 15:37:21

パナソニック エナジー、蓄電池活用のエネルギー管理システムを導入

パナソニック エナジーの新エネルギー管理システム



パナソニック エナジー株式会社は、2023年に二色の浜工場にて太陽電池、純水素型燃料電池、蓄電池を統合したエネルギーマネジメントシステムの本格運用を始めました。この新システムは、再生可能エネルギーを最大限に活用することを目指し、工場で使う電力の約15%を自給可能な体制を確立しました。さらに、2050年に向けた再生可能エネルギー100%導入の目標達成に向けての取り組みも進めています。

二色の浜工場は、パナソニック エナジーによる乾電池事業の重要拠点として、最新の自動化システムを採用し、高品質な製品を国内外で生産しています。近年、脱炭素社会に向けた流れが進む中で、環境に配慮したモノづくりを行う姿勢を貫いています。特に、再生材を利用した製品の開発や使用済み乾電池のリサイクル促進といった取り組みを通じて、持続可能な生産体制を整えています。

2023年には、工場内に自ら設置した太陽光発電や外部の太陽光・風力・地熱発電を活用するオフサイトコーポレートPPAを導入。これにより、実質的なCO2ゼロ工場を実現しています。

新たに導入されたエネルギーマネジメントシステムでは、太陽電池に加え、純水素型燃料電池や独自の蓄電システムを連携させた制御が行われます。リアルタイムで電力需要や太陽光発電の出力を監視し、必要に応じて純水素型燃料電池が発電を補完し、さらにピーク時には蓄電システムから電力供給を行う仕組みです。この効率的な電力供給によって、再生可能エネルギーの利用率は従来に比べて最大約1.5倍の向上が期待されています。

特に、二色の浜工場では、国内で最大規模の約2MWの太陽光パネルを設置しており、純水素型燃料電池はパナソニックのエレクトリックワークス社製の5kWタイプが6台稼働。これにより、最大で約30kWまでの電力を生み出すことが可能です。さらに工場内には高さ17mの水素タンクが設置されており、ここにはパナソニックの乾電池「エボルタNEO」のデザインが施されています。これは水素社会のインフラ象徴として地域のランドマークともなることを目指しています。

このように、パナソニック エナジーは持続可能な未来に向けた革新的な取り組みを続けており、環境問題への対応とともに生産性の向上を図る姿勢に注目です。今回のエネルギーマネジメントシステム導入は、再生可能エネルギーの新たな可能性を開く重要な一歩であることは間違いありません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。