OKI、鴻巣市の事業所でGXソリューション強化へ
OKIグループの一員であるOKIクロステック株式会社(以下OXT)は、埼玉県鴻巣市において、環境配慮型の拠点として新たな取り組みを開始しました。この拠点では、超軽量フレキシブルタイプの太陽光発電システムや社有車のEV化に伴う充電インフラの整備を進め、再生可能エネルギーを循環的に利用するシステムの実証が始まっています。
GXソリューション市場への本格参入
OXTは2020年にGXソリューション市場に本格参入し、サブスクリプションモデルを用いた太陽光発電サービスの提供や、EV充電設備の保守点検サービスを展開しています。全国規模の保守網を活かしたこれらのサービスは、急成長を遂げています。
超軽量フレキシブルモジュールの利点
鴻巣市の事業所に導入された太陽光発電システムでは、従来型の太陽光パネルでは設置が難しかった場所でも運用が可能な超軽量フレキシブルモジュールが採用されています。特に重量や反射光が問題となる屋上や壁面への設置が実現し、より広範囲でのエネルギー生成が期待できます。さらに、余剰電力を蓄電池に蓄え、EV充電にも活用できるエネルギーマネジメントシステム(EMS)が自社で開発され、効率的な利用が図られています。
環境への配慮と持続可能な社会の実現
この取り組みの結果、鴻巣市の施設では消費電力の約4割を再生可能エネルギーに切り替えることが可能になり、CO2排出量削減にも寄与しています。この実環境下でのデータをもとに、OXTは今後、さらなるシステム構築能力の向上を目指します。また、培った施工技術や運用ノウハウを活かし、顧客の環境経営に最適なソリューションを提供することで、GXソリューション事業の拡大を図ります。
未来の展望
OXTは、持続可能な社会の実現に向けてGXソリューション事業の強化を進め、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを続けていく方針です。これからも、再生可能エネルギーを活用した循環型システムの構築を通じて、社会に貢献していくでしょう。
まとめ
OXTの新しいプロジェクトは、未来のエネルギー環境を変える可能性を秘めています。超軽量フレキシブルモジュールを活用した太陽光発電システムと充実したEV充電インフラは、持続可能な社会の実現に寄与する重要な一歩です。