教育界の新たな方向性を探る「私学の探究カンファレンス」
私立学校の教育の質を高めるための新たな試みとして、株式会社コードタクトが主催する「私学の探究カンファレンス」が2025年9月25日(木)に初めて開催されます。このカンファレンスは、教育の現場における共通の課題に対処し、一人ひとりの生徒の思考や関わりを支援するための「見取り」というテーマに焦点を当てています。講師には、オルタナティブスクールの五木田洋平氏、ファシリテーターにはフューチャーインスティテュートの為田裕行氏が招かれ、参加者と共に探究学習を支援する方法を考えていきます。
私立学校での共通課題を共有する場
カンファレンスの目的は、教育の質を向上させるため、私立学校が共通の課題を話し合う場を提供することです。多くの私立学校が「スクールタクト」を導入しており、その活用状況からは、各校の独自性が際立つ一方で、類似した課題も浮き彫りになっています。このような状況の中で、相互に知見を交換し、自校の教育方針や特色を強化する手助けをすることが本カンファレンスの重要な目的です。
テーマ「見取り」に込められた意義
第1回のテーマである「見取り」は、探究学習や協働的な学びが進展する中で、生徒一人ひとりの思考や関わりを把握する難しさを考慮したものです。教育現場では、従来、教師の経験や感覚をもとに行われてきた「見取り」に、客観的なデータを加えることで、より正確な支援が可能になることが期待されています。このアプローチにより、生徒個々の成長やつまずきを把握し、必要に応じたサポートを提供する新たな視点が提示される予定です。
イベントの内容と特色
当日は、五木田先生による実践の紹介が行われ、続いて為田先生がデータを用いた「見取りの新たな視点」を深掘りします。また、スクールタクトの機能である「交流マップ」を用いた実例紹介も行われ、交流の状況を可視化することで、参加者全員でデータ活用の可能性を考えていきます。このような内容は、教育関係者にとって興味深い洞察を提供する機会となるでしょう。
参加対象者
特にこのイベントは、私立小・中・高・中高一貫校の教職員や教育関係者を対象としていますが、公立学校や教育委員会の方も参加可能です。教育の質向上や特色づくりに新たな視点を取り入れたい方、「エビデンスに基づく教育改善」に興味を持つ方などにとって、有益な学びの場となることでしょう。
スクールタクトの役割
「スクールタクト」は、AIとスタディログを活用し、学び合いをリアルタイムで可視化する授業支援ツールです。国公私立問わず多くの学校で導入されており、教育現場におけるICTの活用に貢献しています。教育実践を支援するための新しい挑戦として、このカンファレンスも大いに期待されます。
申し込み方法
参加費は無料で、詳細な申し込みについては特設サイトをご覧ください。教育の未来を共に考える貴重な機会をお見逃しなく!