SB C&SとLinux Foundationが手を組む
2023年10月、SB C&S株式会社は、オープンソース技術の普及と人材育成を推進する非営利団体のThe Linux Foundation(以下、Linux Foundation)とのリセラー契約を締結した。この契約により、SB C&Sは2026年1月8日よりLinux Foundationの公式トレーニングおよび認定試験プログラムを国内企業向けに展開する。
オープンソースの重要性
現在、クラウドネイティブ技術やコンテナ、AI、IoTといった革新的な分野でのオープンソース技術の導入が急務となっており、多くの企業がこれらの技術を積極的に取り入れている。しかしながら、それらの技術を実際に活用し、運用できるスキルを持った人材の育成が依然として大きな課題である。この問題は特に中堅・大企業において顕著で、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためには、現場で即戦力となる人材を再教育することが必要不可欠である。
Linux Foundationは、Linuxカーネルを始めとする多くのオープンソースプロジェクトを支援し、オープンソース技術の産業利用を促進している。それに加えて、各種技術コミュニティや企業と協力し、持続可能なエコシステムの構築を目指している。
教育プログラムの内容
今回の協業により展開されるLinux Foundationの教育プログラムは、グローバルな技術標準や実務に即した内容で体系的に設計されている。これにより、世界中の企業や技術者コミュニティで広く認知・活用されている。さらに、同プログラムで取得できる認定資格は国際的に通用する信頼性が高く、多くの企業における人材評価やスキルの可視化に役立てられている。
SB C&Sが取り扱うプログラムには、Linuxシステム管理、Kubernetes、DevOps、クラウドネイティブ、セキュリティ、AI基盤など、広範な領域が含まれ、初級から上級レベルまでをカバーしている。これにより、必要に応じて企業が求める人材のスキルアップを図ることができる。
主なプログラムの概要
- - システム管理/インフラ基礎: Linuxの基本技術からエンタープライズシステムの構築・運用までを学べるトレーニング。
- - Kubernetes/クラウドネイティブ: DX推進企業に必須のクラウドネイティブアーキテクチャに関する講座。
- - DevOps/SRE/GitOps: 開発から運用までの自動化や信頼性向上を図るプログラム。
- - セキュリティ: クラウドネイティブ環境におけるセキュリティの高度化を目的としたトレーニング。
- - AI/ブロックチェーン: 最新技術を活用したスキル形成を目指すプログラム。
これらのプログラムは、日本語での自習型コンテンツを含み、IT部門の基盤技術力強化だけでなく、クラウド移行を見据えた再教育にも役立つ。
SB C&Sは、今回の契約を通して、企業が抱える人材不足やスキルギャップの問題解決に寄与し、実務に強いIT人材の育成をさらに推進していく方向である。
まとめ
SB C&SとLinux Foundationの協業によるオープンソース技術の教育プログラム提供は、企業にとって必要不可欠な人材育成を促進する大きな一歩である。これにより、多くの企業は技術の進化に対応できる人材を育成し、持続可能な技術基盤を構築することが期待される。このような取り組みは、技術力向上だけでなく、企業の競争力を高めるためにも不可欠な要素となるだろう。