栗山自動車工業が示す持続可能なトラックの未来
2026年5月、パシフィコ横浜で行われた「ジャパントラックショー2026」において、栗山自動車工業が初めてリファービッシュトラックを実車展示しました。この取り組みは、トラック業界における持続可能性と革新を示す重要な瞬間となりました。
リファービッシュトラックの展示
会場では、100万km以上走行した三菱ふそうの「スーパーグレート」が再生されたリファービッシュトラックが紹介され、訪れた多くの来場者から驚きと感嘆の声が上がりました。特に、長年の使用感を微塵も感じさせない外観や清掃が行き届いた内装は、「これが本当に100万km走った車なのか?」という疑念を抱かせるほどでした。
展示会の3日間で集まった来場者数は2,000人を超え、熱気を帯びたブースには長い列ができるほどの盛況ぶりでした。配布したカタログや販促品が不足する事態も起こる中、多くの人々がこの新たな選択肢に関心を持ったことが伺えます。
来場者の反応
展示されたリファービッシュトラックについてのアンケートでは、92.5%が「導入を検討している」と回答しました。特に67.5%の来場者が「見た目・外観」を評価ポイントとして挙げ、外観への評価が高いことが分かります。一方で、金額や耐久性についての懸念も見られましたが、“仕事で使える現実的な選択肢”として受け止められているようです。
実際に来場した人々からは「100万kmに見えない」との声が多く寄せられ、かつてのトラックのイメージが一新されたことが強調されました。特にトラック業界に携わってきた来場者からは「自分の経験したトラックと全然違う」と驚き、長く使うことができるというリファービッシュの価値に共鳴する様子が見られました。
再生思想とSDGsへの共感
展示のみならず、来場者の反応からも、リファービッシュトラックが持つ再生思想が高く支持されていることが明らかになりました。来場者は、「直しながら使うのもいい」との意見を多数寄せ、「SDGsとトラック産業の関わり」に関心を寄せる姿勢が見られました。
また、展示会場では「木を育てる」寄せ書き企画も実施され、参加者の多くがリファービッシュトラックの考え方への共感を示しました。再生マフラーに関心を持った来場者からは「今後もこのような取り組みを続けてほしい」と期待の声が上がりました。
業界の関心と未来への展望
会場では多くの業界関係者が訪れ、「この年式の車両はなかなか見る機会がない」との感想や、栗山社長との対話を求める声が相次ぎました。かつて取引があった関係者との再会の場面も見られ、リファービッシュトラックが新たな交流を生むきっかけになったことが印象的です。
栗山自動車工業の取り組み
栗山自動車工業は、「減らす」「再利用する」「再資源化する」という3Rを軸に、トラックの循環を進めています。展示されたリファービッシュトラックは、同社が新車として販売したトラックが約11年間使用された後に、必要な整備を経て再び市場に出される形で、再生の象徴となっています。
今後も栗山自動車工業は、必要な部分に手を加えながらトラックを循環させる取り組みを続けていく方針で、新たな価値観の創造を目指しています。
最後に
栗山自動車工業の展開は、単なる中古車販売ではなく、“再生された価値ある車両”としての位置づけを強調しています。そして、「長く使い続ける」ことの重要性や、再生可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みは、業界全体の意識改革にもつながることでしょう。今後も注目されるリファービッシュトラックの動向に目が離せません。