自動車メディアが進化の一歩を踏み出す
自動車情報を提供するメディア『ベストカーWeb』が、このたびウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」を導入し、2024年12月2日から運用を開始しました。これは、あらゆる人が無理なく情報を取得できるよう、アクセシビリティの向上を図る取り組みの一環です。
「ユニウェブ」は株式会社Kivaが提供するアクセシビリティ改善ツールで、JIS及びWCAGの規格に基づいた機能を備えており、ユーザーは視覚的なサポートを受けながら情報を利用できます。『ベストカーWeb』の左側中央に設置されたアイコンをクリックすることで、文字の読み上げや画面のコントラストの切り替えがスムーズに行え、利用者に合った情報取得が可能となります。
導入に至った背景
『ベストカーWeb』が「ユニウェブ」の導入を決定した背景には、様々な年齢や体力の制約を持つユーザーに配慮し、特に老眼や視力に懸念を抱える方々へのサービス向上を目指したことがあります。このような機能を導入することで、今まで情報へのアクセスに苦労していた多くのユーザーの障壁を取り除くことが期待されています。
合わせて、30種類以上のアクセシビリティ機能を備えているため、運動障害やてんかん、失読症を抱える方々にも対応できる環境を整えています。意図した情報が誰にでも簡単に届くようにするこれらの施策は、自動車メディアとしての新たなスタンダードを示すものとなります。
ウェブアクセシビリティの重要性
ウェブアクセシビリティは、年齢や障害に関係なくすべての人が情報にアクセスできることを意味しています。これにより、特定の人々だけでなく、何らかの状況で障害を持つ可能性があるすべてのユーザーに恩恵をもたらします。例えば、交通事故による一時的な怪我や加齢による身体機能の低下は、多くの人が直面する問題です。このような観点からも、アクセシビリティの向上は大変重要です。また、外国人旅行者にとっても、意図的にわかりやすく情報提供されることは、安心して旅行を楽しむために欠かせない要素です。
今後の展望
『ベストカーWeb』は、ユニバーサルデザインの考え方を礎に、より多くの人が自動車情報を楽しめるように努めてまいります。特に、モビリティの進化とともに多様なニーズに応えることも求められている現在、講談社ビーシーは一歩先を行く自動車メディアとしての役割を果たし続けます。
今後も、ユーザーの声を大切にしながら、さらなるサービスの充実を図っていく所存です。自動車メディアとして業界初の「ユニウェブ」採用を契機に、ユーザー一人一人とのコミュニケーションを大切にし、共に成長する道を歩んで行きます。