アサヒロジスティクス、大阪府茨木市に新物流センター開設へ

アサヒロジスティクスが大阪府茨木市に物流センターを新設

物流インフラ企業、アサヒロジスティクス株式会社が2026年2月に大阪府茨木市に新たな物流センターを開設することが発表されました。この新センターは、1,600台のトラックと2,500人以上のドライバーを活用し、毎日500万人に食生活を支える重要な役割を果たすことになります。この施設は、関西エリアでの配送および倉庫機能を備えており、同社にとって初の試みとなります。

アサヒロジスティクスの70年の歴史

アサヒロジスティクスは、1945年に創業し、以来食品物流に特化した事業展開を行ってきました。最近では、東日本大震災を受け、東日本全域の物流インフラの強化に注力しています。設立70周年を迎えた1月28日、この新センターの開設は、次の10年へ向けた重要な一歩として位置づけられています。会社は「次の10年の構築」と題し、関東と関西を結ぶ物流体制の確立を目指しているとのことです。

新センターの役割と意義

新しい物流センターでは、トラックとドライバーを多く動員することで、安定した物流の提供が可能になります。特に、現代の食品物流はスピードと効率が求められるため、同社の新たな取り組みは、そのニーズに応えるものといえるでしょう。

同社は既に関東地域において11カ所の共配センターを運営しており、これらを結ぶ共配ネットワークを活用して、効率的な物流の提供を行っています。新センターでは、これらのシステムをさらに強化し、東日本と関西の物流を円滑に結びつけることに寄与する意向です。

中期経営ビジョンの実現に向けて

アサヒロジスティクスは、2024年4月に発表した中期経営ビジョン「2028年度までに東日本全域の食と農を支える物流インフラの確立」に基づき、関東、信越、東北といった地域における事業拡大を図っています。この新しいセンターの開設は、関西圏での物流の拡充だけでなく、全体的な物流ネットワークの強化を目指す重要なプロジェクトの一環となります。

今後、アサヒロジスティクスは、この新センターを通じて、関西エリアへのサービス提供を一層充実させていくことでしょう。100年企業を目指す同社の取り組みがどのような結果をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。