アルテック株式会社が初のMakerBot製3Dプリンタを販売開始
アルテック株式会社は、手頃で高性能な3Dプリンタのメーカー、MakerBotの製品を取り扱い始めました。これにより、エンジニアやデザイナーだけでなく、教育機関においてもその利便性と技術が注目されています。
MakerBotとは?
MakerBotは、2009年に設立された企業で、Stratasys Ltd.の子会社です。デスクトップ型3Dプリンティングに特化し、利用者が手軽に作品を作成できる環境を提供してきました。これまでに90,000台以上のプリンタが導入されている成功した企業です。特に、教育機関向けのプログラムや、業界向けの製品展開に力を入れています。
3Dプリンタの拡がりと教育分野のニーズ
近年、3DプリンタはデジタルモデリングやCADデータの利用が必須となってきており、スキル習得が壁となっています。しかし、MakerBotは無料で利用可能な「シンギバース」と呼ばれるプラットフォームを運営しており、これにより利用者は多種多様な3Dデザインファイルをダウンロードできるため、活用の幅が広がります。こうした取り組みが、将来の3Dプリント技術者の育成に貢献することが期待されています。
アルテックの取り扱う3Dプリンタ・スキャナ一覧
アルテックが販売を開始したMakerBot製の3Dプリンタとスキャナは以下の通りです:
モデル名 | 種類 | 特徴 | 価格(税別) |
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MakerBot Replicator® | プリンタ | フル機能搭載 | 395,800円 |
MakerBot Replicator® Mini | プリンタ | 省スペース / コンパクト型 | 187,800円 |
MakerBot Replicator® Z18 | プリンタ | プロフェッショナル仕様 / 大型 | 886,800円 |
MakerBot Replicator™ 2X | プリンタ | 2色プリント、ABS対応 | 381,800円 |
MakerBot® Digitizer | スキャナ | デスクトップ型3Dスキャナ | 129,800円 |
各モデルにはそれぞれの機能や特長があり、様々なニーズに応じた選択が可能です。これにより、クリエイティブな設計やプロトタイプ制作など、実用性を追求することができます。
特別キャンペーンの実施
さらに、アルテックではMakerBot製品の取り扱い開始を記念したキャンペーンも実施中です。2016年3月末までの購入を対象に、購入機器に応じた樹脂が無料で提供される特典があります。樹脂の種類と数量も機種ごとに異なりますので、詳細についてはアルテックの担当者までお問い合わせをおすすめします。
企業情報
アルテック株式会社は1976年に設立され、東京都に本社を置いています。同社は長い歴史を持ち、3Dプリンタ事業については2007年から始まり、その後Stratasys社の製品の販売代理店として信頼性のあるサービスを展開してきました。これからの3Dプリンタ市場を見据え、未来の人材育成にも貢献したいと考えています。
まとめ
アルテック株式会社の新たな取り扱い開始によって、MakerBot製の3Dプリンタはさらに多くの場所で利用されることが期待されています。特に、教育分野での導入が進むことで、次世代のクリエイターやエンジニアが育成されることに繋がるでしょう。これからの3Dプリンティングの未来に、目が離せません。