全国の子どもたちの防災意識を高める「Bosai×Eco CAMP」活動報告

全国の子どもたちの防災意識を高める「みんなでBosai×Eco CAMP」

全国各地の子どもエコクラブが、一丸となって防災や減災に関する知識を深め、実際の生活に役立つ活動を行う「みんなでBosai×Eco CAMP」の一環として実施された防災絵日記の優秀賞が決定しました。この企画は（公財）日本環境協会が中心となり、多くの子どもたちに防災の重要性を実感させる機会を提供しています。

活動の目的と方法

本プログラムの目的は、子どもたちに部屋の安全確認や防災標識の理解を促し、日常生活における防災への備えを啓発することです。具体的には、身の周りにあるもので作る防災グッズや、簡単な応急処置の方法を学ぶことで、災害発生時に必要な行動が取れるようになることを目指しています。

これに加え、参加した子どもたちは自ら経験したことを絵日記として表現し、防災と環境活動の関連性を意識する機会ともなります。このようにして、全国の子どもたちが防災に対する意識を持つことで、地域社会全体の防災意識の向上に寄与することが期待されています。

優秀作品の発表

本プログラムには115点の応募があり、厳正な審査の結果、以下の6作品が優秀賞に選ばれました。

- 低学年（小学校3年生以下）部門

- 千葉県船橋市みちくさきっず染谷眞奈さん（小2）
- 大阪府大阪市せいわエコクラブ久保知里さん（小3）
- 沖縄県うるま市フレンドスター学童クラブ源古蒼斗さん（小2）

- 高学年（小学校4年生以上）部門

- 青森県八戸市スマイルエコクラブ西葵生さん（中1）
- 青森県八戸市スマイルエコクラブ西桜花さん（中3）
- 大阪府大阪市せいわエコクラブ吉田義門さん（中1）

受賞作品は、2025年3月15日（土）に東京都江東区の防災体験学習施設「そなエリア東京」にて表彰式が行われ、参加者の努力が称えられます。この表彰式では、受賞者のほか、活動の成果に関するメッセージも発表される予定です。

こどもエコクラブについて

こどもエコクラブは、環境省が1995年に設立した事業であり、全国での環境活動と学習を支援しています。登録は無料で、年間を通じて参加でき、到達した人数は過去に300万人を超える実績を持っています。定期的に開催されるイベントに参加することで、子どもたちは楽しみながら環境について学ぶことができます。

このように、こどもエコクラブが提供するプログラムは、環境意識の高揚だけでなく、地域社会に向けた防災意識の普及にもつながります。今後も、地域に根差した防災教育が進むことが期待されます。