ベルリンの若手アーティストPIUS FOXの日本初個展
ドイツのベルリンを代表する若手アーティスト、PIUS FOX(ピウス・フォックス)の日本初の個展が、東京・目黒区の104GALERIE-Rで開催されます。この展覧会は、彼の独特の作風を日本の観客に紹介する貴重な機会となります。
PIUS FOXは1983年にベルリンで誕生し、ベルリン芸術大学(UdK)を卒業後、著名な画家たちの指導を受けて作家活動をスタートさせました。特にスイスの画家ピア・フライズ教授のもとで修士課程を終了し、その後はニューヨーク、ロンドン、パリなどで数々の個展やグループ展を開催し、国際的に認知されています。また、SØR RuscheコレクションやSander Darmstadt美術館、Frac Auvergne美術館などでも彼の作品がコレクションされています。
この度の展覧会は、彼の最新作を含む約30点の中小型ペインティングが展示される予定です。特に、グリム童話の「太鼓たたき」からインスピレーションを受けた作品が一際注目を集めることでしょう。フォックスの作品は色のブロックと交差する直線が特徴で、限りなく抽象画に近い印象を与えますが、同時に建築的な要素や空間的な深さも感じられ、見る者を惹きつけます。彼は、時には色のレイヤーを削りながら、抽象的な印象から具象的な要素へと変化させ、観覧者に新たな視覚的体験を提供します。
色彩の相互作用に対するフォックスの深い理解と探求は、彼の作品にさらなる魅力をもたらしています。彼は、フェルメールやルネサンスの巨匠たちの作品からも影響を受けています。このような背景を持つ彼の作品は、抽象絵画の現代的なスタイルを確立し、多くのアートファンから支持されています。
個展のオープニングレセプションは、4月12日(金)19:00から21:00に開催される予定です。このレセプションには、ベルリンからPIUS FOX自身も来日しますので、彼との貴重な対話の機会も逃さないでください。彼の作品を間近で体感し、その深い世界観に触れていただければ幸いです。
展覧会概要
- - タイトル: Pius Fox「Der Trommler」
- - 会期: 2019年4月13日(土)〜5月19日(日)
- - オープニングレセプション: 4月12日(金)19:00 - 21:00
- - 会場: 104GALERIE-R
- - 住所: 東京都目黒区大橋1-6-4 GARAGE
- - 営業時間: 12:00 - 20:00(休廊日: 水曜日)
- - 詳細情報: 104GALERIE公式サイト