OSPレーベルストック株式会社、滋賀県のワーク・ライフ・バランス推進企業に登録
滋賀県米原市に本社を置くOSPレーベルストック株式会社は、2025年5月に「滋賀県ワーク・ライフ・バランス推進企業」として登録されることになりました。この制度は、滋賀県が日々の業務環境を改善し、従業員がより良い職場環境で働けるよう支援することを目的としています。
企業の概要と取り組み
OSPレーベルストックは、シールやラベルの印刷用原紙、フィルム加工品の製造・販売を行う企業で、グループ企業の一部として、ARAMAなどを持つOSPホールディングスの傘下にあります。代表の川上健太郎氏は、従業員が私生活を充実させながら仕事で活躍できる職場を作り上げることを目指しています。
登録制度に参加することで、OSPグループは男女を問わず育児をしやすい環境づくりに注力しています。以下はその具体的な目標です。
目標1: 男性従業員の育児支援
最初の取り組みは、男性従業員が育児休業や短時間勤務を利用しやすくするための制度の推進です。配偶者が出産予定の男性社員に対して、個別に育児関連制度の説明を行い、利用促進に努めています。これにより、育児に対する抵抗感を少しでも和らげ、育児制度の利用率を引き上げることが期待されます。
目標2: 残業時間の削減
次に、全従業員を対象に月平均の残業時間削減に取り組みます。多能工従業員の育成や業務の効率化を進め、36協定を遵守しながら残業時間を管理します。この施策により、仕事の効率が上がるだけでなく、就業後の時間を増やし、従業員の私生活の充実へとつなげることが目的です。
社会インフラとしての役割
OSPグループは、国内9社、海外7社を展開する総合パッケージグループとして、全国18ヵ所に生産拠点を持っています。食品流通を中心とした社会的なインフラを支える使命を果たすために、時代に対応した事業展開を進めてきました。1927年創業の大阪シーリング印刷など、顧客ニーズや社会環境に応じたサービス提供を行っており、高品質と安定供給の両方を実現しています。
未来に向けた展望
今後も、OSPレーベルストックは従業員が仕事だけでなくプライベートでも充実した生活を送れるよう努め、ワーク・ライフ・バランスの向上を目指していきます。滋賀県の政策に基づいたこの取り組みは、他の企業にも良い影響を与えることが期待されており、地域全体の職場環境改善につながることとなるでしょう。製品の製造から販売までの全行程を一貫して行うOSPレーベルストックの活動は、今後も注目されるでしょう。
【OSPレーベルストック株式会社】
所在地:滋賀県米原市大清水613-3
代表者:川上 健太郎
設立:2021年
事業内容:タック紙の製造・販売
【OSPホールディングス】
所在地:大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
代表者:松口 正
設立:1969年
事業内容:グループ企業の経営企画・管理