鎌倉の風景を香りで感じる新ブランド「HATAGO KAMAKURA」オープン

鎌倉の新たな魅力を香りで体感する「HATAGO KAMAKURA」

2023年8月1日、新たに香りをテーマにしたフレグランスブランド「HATAGO KAMAKURA」がオープンしました。このブランドは、地域文化を香りでデザインし、特有の体験を提供することを目指しています。

オープン前日の7月31日には、プレス関係者を対象にした特別な内覧会が開催されました。ここでは、鎌倉店のプレゼンテーションが行われ、フラッグシップショップのコンセプトや製品の魅力について語られました。また、鎌倉を回る香りのツアーも体験され、多くの参加者が新たな風を感じることができました。

クリエイティブな発表

内覧会には、香水クリエイターの渡辺裕太氏が登壇し、「HATAGO」に込められたは抽象的な想いや具体的な香りの設計について説明しました。ファウンダーでありクリエイティブディレクターの野口大介氏も自身の思いを語り、「鎌倉の住民や訪れる人にとって、それぞれ異なる景色や空気を、香りを通じて感じてほしい」と述べました。

渡辺氏は、鎌倉ならではの情景や空気感を精密に香りとして表現することにこだわり、「現地を実際に歩き、鎌倉の情緒を思い起こさせる新しい香り体験を設計した」と語りました。

香りで巡る鎌倉ツアー

プレゼンテーション後、参加者はトゥクトゥクに乗り込み、プロダクトの拠点である由比ヶ浜と稲村ヶ崎へと向かいました。由比ヶ浜では、「HATAGO YUIGAHAMA」の香りを体験。白い砂浜と潮風に包まれながら、桜貝のような柔らかな香りを感じることができます。この香りは、フローラルジャスミンの柔らかな気配とともに、目の前の景色と見事に調和します。

その後、稲村ヶ崎へ向かい、「HATAGO INAMURAGASAKI」の香りを感じました。ここでは、松や芝のリラックスできるウッディな香りが、心を静める役割を果たしました。このように、それぞれの場所に息づく記憶や空気を香りがやさしく呼応させ、五感を刺激する新たな体験を提供しました。

ブランドのこだわり

「HATAGO KAMAKURA」は、歴史や文化が色濃く残る鎌倉で、香りを通じて訪れる人々同士の新たな会話を生み出す場でありたいと考えています。渡辺氏は、自然と都市の共存をテーマにし、アクアティックな香りとコーヒーの香りを取り入れた斬新な表現を試みています。

このフレグランスブランドでは、フレグランスディフューザー（200ml：¥12,650）やフレグランスミスト（100ml：¥8,250）のラインナップが用意されており、「KAMAKURA」、「SHICHIRIGAHAMA」、「INAMURAGASAKI」、「YUIGAHAMA」といった香りが展開されています。香りの背後には、日本のフランスパリで活躍する調香師たちの丁寧な手仕事が息づいており、特別な体験を提供します。