女性の健康を守る新たなプロジェクト「I LADY.」始動！

国際女性デーを目前に控え、東京都新宿区に本部を置く国際協力NGOジョイセフが「I LADY.〈Love, Act, Decide Yourself〉キャンペーン」を発表しました。このキャンペーンは、女性の健康をテーマに、途上国の女性の命を守る活動と日本の若い女性の意識向上を目指しています。特に、妊娠や出産に関連する課題は深刻で、世界で約830人が日に命を落としており、そのほとんどが途上国に住む女性たちです。日本は女性の平均寿命が長い国ですが、若い世代の婦人科検診受診率は依然として低いという問題を抱えています。

「I LADY.キャンペーン」は、日本の女性が自分自身を理解し、自分の健康問題を考えるきっかけを提供することを目的としています。また、地域社会における女性のエンパワーメントを実現するための活動で、特に女性自身が自らの体を大切にする意識を育むことに重点を置いています。これにより、日本と途上国双方の女性たちが共に輝ける社会を築くことを目指しています。特設サイト「I LADY.」もオープンしており、キャンペーンに参加することで、誰でも簡単に自分の健康について考える機会を得ることができます。

特筆すべきは「新・女子力テスト」の存在です。このテストでは、出身地と年齢を入力し、20問の質問に回答することで、自分自身の「真の女子力」を診断します。質問内容は健康や性に関する事柄で、結果としてリプロダクティブ・ヘルスに関する必要な知識を得ることができる仕組みとなっています。診断後は、答えた質問に関する解説が提供され、さらなる学びが促進されます。また、得られた結果は都道府県別に可視化され、地域ごとの意識向上に繋がることが期待されています。

そのほか、キャンペーンでは「I LADY.ブース」が様々なイベントで出展され、自身の体と向き合うきっかけを与える活動を行います。また、「アイレディリボン」やチャリティーピンキーリングといったチャリティーアイテムも販売され、売上の一部が途上国の女性支援に役立てられます。これらの活動を通じて、世界中の女性たちが自分の健康を大切にし、自分らしい人生を選ぶ力を身につけることができるようになることを目指しています。

「I LADY.キャンペーン」は、単に女性の健康を語るだけでなく、健全な社会の実現に向けた重要な一歩です。この活動を通じて、多くの女性が自分の体に対する理解を深め、健康的な選択をするための意識を高めていくことを期待しています。サイトではキャンペーンに賛同するアクティビストの紹介や、支援活動の参加方法についても掲載されていますので、ぜひ訪れてみてください。