カヤックと住友商事、ゲーム「PETAPETA3(仮題)」を共同開発
株式会社カヤックは、住友商事株式会社と共同で、人気ゲームプラットフォームであるRoblox向けの新作ゲーム「PETAPETA3(仮題)」の開発に着手することが決定しました。このプロジェクトによって、両社は新たなエンターテインメント体験を創出し、次世代のゲームコンテンツとして多くのユーザーに楽しんでもらえることを目指します。
協業の背景と目指す方向性
住友商事は、消費者の多様な価値観に応えるため、リテイル事業を展開しています。特に注目しているのが、次世代のコミュニケーションの場となり得るメタバースです。Robloxはその代表的なプラットフォームであり、メタバースならではの新しい購買体験や教育サービスを提供することで、これまでの食品流通や小売り事業に新たな価値を加えたいと考えています。
一方、カヤックは「つくる人を増やす」という理念のもとで、クリエイティブな発想と優れた実現力を生かしたゲーム開発を行ってきました。両社は、前作「PETAPETA: School of Nightmares」においても協業しており、カヤックが企画や制作、さらにはデザインと実装までを担当した経験があります。これにより、両社のノウハウを活用して新作に臨むことで、さらなる高みを目指していきます。
ゲーム「PETAPETA3」について
新作ゲーム「PETAPETA3」は、住友商事が著作権を有する人気ゲームの原著作物「PETAPETA」を基にしています。カヤックは、ゲームの企画から制作、実装までを手掛け、専門的なクリエイティブ力を活用して新しいエンターテインメント体験を提供します。特に、Robloxユーザーに愛されることを目指し、両社の協力による新たな価値の創出を図ります。
住友商事の期待
住友商事のメタバース事業チームチームリーダーである長瀧孝史氏は、今回の協業に非常に期待を寄せています。「カヤックとの連携により、PETAPETAシリーズの人気を拡大し、多くの方に新しい体験を届けられることを楽しみにしています」とコメントしています。この協業により、両社はユーザーとより深い接点を築き、独自の価値を提供することを目指しています。
株式会社カヤックの概要
カヤックは、2005年に設立された企業で、神奈川県鎌倉市に本社を構えています。代表取締役の柳澤大輔氏をはじめとするチームは、ゲームアプリやWebサイト制作においてすぐれた技術力と革新的な企画力を発揮しています。特に、社員の90%以上がデザイナーやプログラマーといったクリエイターで構成されており、独特な人事制度と経営方針を持っています。
カヤックは、ユーザーに新たな体験を提供しつつ、コンテンツの質を高めていくことを目指しています。Roblox向けの新作がユーザーにどのように受け入れられるか、今後の動向に注目が集まります。