アートで認知症と向き合う
2024-07-08 16:50:22

横浜市民ギャラリーあざみ野で「アート+認知症」プログラム開催!認知症と向き合う美術鑑賞を体験しよう

横浜市民ギャラリーあざみ野「アート+認知症」プログラム



横浜市民ギャラリーあざみ野は、高齢者が多く暮らす横浜市青葉区にある美術館です。同館では、2022年度から、アートを通じて認知症について学び、高齢者や認知症の方が家族や介護者と一緒に作品鑑賞を楽しめるプログラムを実施しています。

認知症と向き合うための多様なプログラム



このプログラムでは、認知症に関する理解を深め、高齢者の方々が安心して美術館を楽しめる環境づくりを目指しています。具体的なプログラムは以下の通りです。

講演会



1. 健康に良いクリエイティブな体験と「文化的処方」

講師:稲庭 彩和子氏(独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター主任研究員)

日時:8月10日(土) 13:30~15:30

内容:アートやクリエイティブな体験が健康や幸福感に良い影響を与えることについて、国内外の事例を交えながら解説します。孤独や高齢期の慢性疾患に対する取り組みなど、具体的な活動について学びます。

2. 優しさを伝えるケア技術:ユマニチュード

講師:本田 美和子氏(国立病院機構東京医療センター総合内科医長)

日時:8月18日(日) 10:00~12:00

内容:高齢者の方々へのケアにおいて、相手に「大切に思っている」ことを伝えるコミュニケーション方法「ユマニチュード」について学びます。NHKなどでも紹介されたこの技法を、第一人者の先生から直接学ぶことができます。

研修



「やさしい美術鑑賞会」サポーター養成研修

講師:三ツ木 紀英氏(アート・エデュケーター、NPO ARDA代表理事)

日時:①10月 2日(水)10:00~15:30
   ②10月 9日(水)13:30~16:00
   ③10月16日(水)13:00~16:00
   ④10月23日(水)10:00~13:00

内容:高齢者や認知症の方々、そしてそのご家族や介護者向けの「やさしい美術鑑賞会」をサポートするボランティアを募集し、研修を行います。対話型鑑賞の理論や認知症の方と鑑賞する際のポイントを学び、実際に鑑賞会で運営サポートや参加者と一緒に作品鑑賞を行います。全3日間の研修で、鑑賞会当日は必須参加です。

やさしい美術鑑賞会



日時:①10月16日(水)13:30~15:00
   ②10月23日(水)10:30~12:00

内容:高齢者や認知症の方々が安心して楽しめる美術鑑賞会です。脳を活性化させ、健康寿命を延伸させる効果が期待できる美術鑑賞を、スタッフやサポーターと一緒にゆっくりと楽しみましょう。

アートを通じた社会貢献



横浜市民ギャラリーあざみ野では、アートを通じて、高齢者の方々やその家族、介護者の方々を支援し、地域社会の活性化に貢献しています。認知症について学び、理解を深めることで、より良い社会を実現するための取り組みを続けています。

参加方法



各プログラムの詳細や申込方法については、横浜市民ギャラリーあざみ野のホームページをご確認ください。


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