栃木県益子町で外国人対象の防災イベントを開催
2024年11月22日、栃木県益子町にある「ビレッジハウス益子」にて、外国人居住者を対象とした防災イベントが行われました。このイベントは、ビレッジハウス・マネジメント株式会社が主催し、日本での安心安全な暮らしを支援することを目的としています。特に、ベトナム人技能実習生26名が参加し、日本特有の災害情報や防災の重要性を学びました。
イベント内容と参加者の反応
この日は、参加者が日本の日常生活におけるマナーや防災についての講義を受けました。特に、「シェイクアウト訓練」と呼ばれる、地震発生時に取るべき初動行動の演習が行われ、その後、VR防災体験車を用いて実際に地震を疑似体験しました。参加者たちは、リアルな揺れと映像で地震の恐ろしさを実感し、防災に対する意識が高まったようです。
一参加者は「ベトナムでは大きな地震を経験したことがなく、日本に来てから不安を抱えていたが、今日の講義で何を準備すればよいかが分かり、不安が解消された」と語りました。また、別の参加者は、「避難所や非常持出袋の準備方法を学び、自宅での備蓄を始める決意ができた」とパワフルな感想を寄せました。
地域社会とのつながりを重視
このイベントを担当した防災士の宇賀神一晃氏は、「災害は誰にとっても恐ろしいものであり、知識を持って備えることが重要です。地域住民と連携し、災害時に備えた行動を積極的に行ってもらいたい」と強調しました。特に地域とのつながりは、災害発生時において非常に重要であることを説いています。平時から地域のイベントへ参加し、顔が見える関係を築くことで、互いに支え合えるコミュニティが醸成されると言います。
多言語によるサポート体制
今回のイベントでは、ビレッジハウスのベトナム人社員が通訳を担当したことも特筆すべき点です。彼らは参加者に配布する翻訳資料も用意し、理解を促進しました。ビレッジハウスでは、入居者に対して多言語サポートを強化するため、新たに「インターナショナルサポートチーム」を設置。ベトナム語のみならず、ポルトガル語と英語でもサポートを行っています。これにより、多様なバックグラウンドを持つ人々が安心して新しい生活を始めることができる環境が整えられています。
目指すは安心で質の高い住環境
ビレッジハウス・マネジメント株式会社は、地域社会全体の生活の質を向上させるため、アフォーダブル住宅の提供に注力しています。低賃料で安心して暮らせる住環境を作り出す中で、家賃を抑える努力をする一方、外国人入居者が安心して暮らせるよう様々な支援体制も整えています。これからもビレッジハウスは、日本で暮らすすべての人々の生活を支援し、より良い住宅環境を創出する役割を担っていくでしょう。
イベント詳細
- - 主催: ビレッジハウス・マネジメント株式会社
- - 日時: 2024年11月22日(金) 10:00~12:00
- - 場所: ビレッジハウス益子 集会所
- - 対象: ビレッジハウス益子に居住するベトナム人
このように、ビレッジハウスは地域の外国人住民が安全に生活できるよう、積極的に防災対策を進めています。この取り組みが、今後もより多くの人々に広がっていくことを期待します。