新しいホスピス開設
2023-06-01 13:30:01

福島県郡山市に新たな在宅ホスピス『ReHOPE郡山』が開設

福島県郡山市に新たに『ReHOPE郡山』が2023年6月1日にオープンしました。この施設は、末期がんや神経難病を抱える方々が快適に療養できる環境を提供することを目的としており、CUCホスピスが運営しています。

住居と医療が融合した新たな形


『ReHOPE郡山』は在宅ホスピスとして、住居の機能と医療サービスを融合させた新しい形態の施設です。福島県郡山市を中心に、医療・介護のニーズが高まる中、24時間365日体制で看護師や介護職が入居者の生活を支えており、安心して暮らせる場所が提供されています。

施設内では、一般的な食事や排泄の介助、掃除、洗濯などの生活支援だけでなく、人工呼吸器の管理や痰の吸引など、医療的なサポートも受けられます。これにより、訪問看護・訪問介護サービスの質が高く、医療依存度が高い方々も穏やかに生活できるよう配慮されています。

郡山市における開設の背景


郡山市は、高齢者の人口増加が見込まれ、そのニーズに応える医療施設が不足しているという課題を抱えています。2020年には65歳以上の高齢者が約12万8,463人、それが2035年までに約17万2,868人に達する見込みです。しかし、郡山市の療養病床数は全国平均に比べて低く、この状況が『ReHOPE郡山』の開設を促す要因となりました。
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│ 65歳以上の高齢者人口
├───────────────
│ 2020年:約12万8千463人
│ 2035年:推定17万2千868人
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さらに、一人暮らしの高齢者が増加しており、2020年には1万3,682人に達するなど、この問題はより顕著になっています。ピンチをチャンスに変えるべく、CUCホスピスはこの新しい施設を通じて、フレキシブルな介護と医療を提供できる体制を作り上げました。

新たな希望の場へ


『ReHOPE郡山』は、ただの医療施設ではなく、重病を抱える方々に『前を向いて生きる』サポートを行う場所として、地域に根ざした活動を展開していきます。現在、郡山市はもちろん福島県内全域からの入居を受け入れており、施設のニーズに応じた柔軟なサービス展開に努めています。

施設の詳細としては、54室からなる居室を用意し、各室の面積は13.3㎡~13.4㎡です。事務所窓口は平日の9:00~18:00まで対応していますが、居住者の方々のサポートは24時間体制で行われています。

まとめ


『ReHOPE郡山』の開設は、末期がんや神経難病を抱える方々にとって、新たな治療・療養の選択肢を提供する重要な一歩といえるでしょう。今後も地域の高齢者たちが、自分らしく生きる力を引き出す支援を続けていく所存です。

この新しいホスピスが近隣住民とともに成長し、高齢者が安心して過ごせる環境を確立することが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社シーユーシー・ホスピス
住所
東京都港区芝浦3丁目1-1msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
電話番号

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