恵比寿のミシュラン一つ星レストラン「アムール」の魅力と新刊レシピ本

恵比寿のミシュラン一つ星レストラン「アムール」

都会の喧騒を忘れさせてくれる隠れ家的フレンチレストラン「アムール」。恵比寿に位置し、ミシュランガイド東京・横浜・湘南で7年連続して一つ星を獲得しているこの店は、美食家たちに愛されてきました。エグゼクティブシェフを務める後藤祐輔氏は、フランスの三つ星レストランでの修業を経て、2012年に「アムール」をオープンしました。シンプルで奥深い料理を提供する彼は、9月27日に初のレシピ本『一つ星フレンチ「アムール」が教えるふだん着フレンチ』を発売します。この新刊は、家庭でも手軽に楽しめる本格フレンチの作り方を紹介しており、誰でも簡単に料理が楽しめるように工夫されています。

シェフのセンスが光るポイント

後藤シェフが自身のセンスを生かしたレシピの中でも、特に注目されるのが『牛ステーキマスタードソース添え』です。シェフが「これこそが私の真骨頂」と語るこの一品は、シンプルでありながら奥深い味わいが楽しめます。レシピはどれも3ステップで完結できるため、料理初心者でも気軽に挑戦できる内容です。

特徴的なレシピの数々

例えば、『僕のビーフシチュー』は、八丁味噌を加えるだけで、長時間煮込んだような深いコクを持つ味に仕上がります。これにより、家庭の食卓で簡単に本格的なフレンチを楽しむことができます。また、チキンステーキは、皮目ではなく身から焼くという新しい発想が注目され、ジューシーでパリッとした仕上がりの秘訣が紹介されています。

さらに、野菜ジュースを使った『ごろごろ肉のミートソースパスタ』は、手間をかけずに複雑な味わいを楽しめる一皿です。これにより、簡潔ながらも楽しさを感じる料理が家庭で手軽に実現します。

デザートも見逃せない

恵比寿の「アムール」にはパティシエがいないため、デザートは後藤シェフ自身が考案しています。その中でも『飾らないミルフィーユ』は、クリームのなめらかさが直接楽しめる工夫がされています。パイ生地を使わずに春巻きの皮を使用したスタイルもユニークです。これらの工夫により、食卓が華やかになります。

多彩なレシピの魅力

本書には、前菜からデザートまで50品以上の多彩なレシピが掲載されています。サラダやパスタ、デザートに至るまで、幅広い料理が紹介され、家庭でのフレンチ料理がより身近に感じられる内容です。シェフの明るい人柄や家庭的な視点が感じられる料理法は、誰にでも親しみを持たせる特徴となっています。

シェフ後藤祐輔の経歴

後藤祐輔氏は、1979年に東京都で生まれました。フランス料理の専門教育を受けた後、数々の星付きレストランで修行を重ね、2012年に「アムール」を開店。シャンパーニュ騎士団から「シュバリエ・ドヌール」の称号を授与されるなど、その実力が広く知られています。また、YouTubeチャンネル「ごとちゃんねる」でも活躍中です。

本書は、家庭で本格的なフレンチを楽しみたい人々にぴったりの一冊です。ぜひ手に取って、アムールの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。