アンリツ株式会社、2年連続でCDP「Aリスト」に選定
アンリツ株式会社が、世界的な非営利団体であるCDPが実施した2025年の気候変動評価にて、最高評価である「Aリスト」に選定されました。これにより、同社は2年連続での選出を果たしました。
CDPは、企業や自治体から提供される気候に関連する情報の開示状況や管理システムを厳密に評価し、環境に対する透明性を促進することを目的としている機関です。Aリストに選ばれることは、優れた気候変動対策を講じ、情報を積極的に公開している企業として国際的に認められることを意味します。
2025年の評価対象となったのは、22,100社を超える企業であり、その中から選ばれたことは、温室効果ガスの排出削減、再生可能エネルギーの利用拡大、さらにはサプライチェーン全体での環境負荷低減への取り組みが評価された結果です。特に、アンリツグループは今回の評価を得るために、環境方針を見直し、グローバルに通じる認識の強化を図りました。
改定された方針は、「環境リーディング企業」としての姿勢を明確にし、全社員に共通の理解を促すことを目指しています。また、米国シカゴやタイ、ルーマニアにある拠点との連携強化により、環境情報の開示の質と範囲が向上し、これが評価獲得に寄与したとされています。
社内では省エネ活動に力を入れ、建物ごとの電力使用状況やリアルタイムの使用量を共有することで、全社員が「省エネは自分ごと」という意識を持てるよう働きかけています。さらに、再生可能エネルギーの導入については、2030年までに自家発電の比率を30%に引き上げる目標を掲げており、その一環として太陽光発電システムを活用しています。現在、2024年度の自家発電比率は12.5%に達し、着実に目標に向けた成果を上げています。
また、アンリツはサプライヤーとのコミュニケーションを強化し、サプライチェーンの上流における温室効果ガスの排出を削減するための活動を推進しています。製品開発時にはライフサイクルアセスメント(LCA)を実施し、製品使用中のエネルギー消費を低減する取り組みも行っています。こうした努力により、2023年度比でサプライチェーン全体のCO2排出量を4.6%削減することに成功しました。
今後もアンリツは、企業価値の向上と持続可能な社会への貢献を目指し、環境管理の取り組みを強化していく意向です。社員が誇りを持ち、地域社会や顧客、ビジネスパートナーからの信頼を得るため、環境分野のグローバルなリーダーとしての地位を確立していくことが期待されています。
環境に配慮した企業活動が求められる中で、アンリツの取り組みは他社にとっても良い模範となることでしょう。