Plug and Play Japan、Winter 2026 Batchでスタートアップを採択
Plug and Play Japan株式会社は、2025年12月から2026年3月までの期間に開催されるアクセラレータープログラム、Winter 2026 Batchにおいて、国内外から合計48社のスタートアップを選定したことを発表しました。このプログラムは、イノベーションを社会に根付かせることを目的に、先進技術やサービスを持つスタートアップを支援するものです。
アクセラレータープログラムの目的
このプログラムは、Plug and Play Japanが提携する大手企業との連携を通じて、選ばれたスタートアップに事業成長をもたらすことを狙いとしています。過去には、採択されたスタートアップが大手企業とのビジネス連携や資金調達、日本市場への進出を果たしています。
オープン・イノベーションが企業の成長に寄与する一方で、スタートアップと大企業の間にはさまざまなギャップが存在します。Plug and Play Japanはその橋渡しとして、スタートアップや大企業に対する支援を行い、これまでに1000社以上のスタートアップを支援してきた実績があります。
採択されたスタートアップの概要
専門のジャンル別に採択されたスタートアップ
Plug and Play Japanが選定したスタートアップは、以下の業界カテゴリに分けられます:
1.
Enterprise & AI
- zypl Holding Ltd(アラブ首長国連邦): AIを活用した与信スコアリングシステム。
- 株式会社Godot(日本): 行動経済学を基にした行動変容プラットフォーム。
2.
Insurtech
- Seven Point One.,Ltd(韓国): スマートフォンで認知症リスクを検知。
- 株式会社Quanmatic(日本): 量子計算技術を用いた業務効率化ソリューション。
3.
Mobility
- 株式会社RICOS(日本): CAEワークフローの自動化を目指すAIソリューション。
- KiQ Robotics株式会社(日本): 3Dプリンターを使用したロボット開発。
4.
Health
- 株式会社トイエイトホールディングス(日本): 発達の遅れを早期発見するデジタルソリューション。
- バイオソノ株式会社(日本): 健康状態を可視化する生体音測定技術。
5.
Deeptech
- Pixelligent Technologies(アメリカ): 次世代光学ソリューションを提供するナノコンポジット製造技術。
- Gelsight Inc(アメリカ): 3D触覚センサーを活用した表面計測システム。
6.
Energy
- pHydrogen(日本): 低コストで水素製造装置を開発。
- Neuralwatt Corporation(アメリカ): データセンターの計算能力を最大化するソフトウェアソリューション。
7.
Food & Beverage
- Mello(デンマーク): プロバイオティクスを効果的に届ける技術。
- C16 Biosciences, Inc(アメリカ): 持続可能なパーム油代替品を開発。
Plug and Play Japanのビジョン
Plug and Play Japanの代表取締役社長、ヴィンセント・フィリップ氏は、採択されたスタートアップに向けた期待を述べ、「オープンイノベーションを実現するために、彼らの新しいテクノロジーを大企業と繋げることが我々の使命です」とコメントしました。新たに設定されたEnterprise & AI分野でも、未来を担うスタートアップが数社選ばれ、テクノロジーの可能性が広がるとしています。
企業パートナーと今後の展望
今回採択されたスタートアップは、企業や投資家とともに新しい成長を目指します。Plug and Play Japanは、世界中のネットワークを活かして、今後もより多くのイノベーションが生まれる環境を整えることを目指しています。興味のある方はぜひお問い合わせください。
会社概要
このプログラムによるスタートアップの採択は、企業とスタートアップ双方にとって、新しいチャレンジの始まりとなります。彼らの活躍がどのように未来のビジネス環境に影響を与えるか、今後が期待されます。