中退予測機能の挑戦
2020-04-08 11:01:17

中退・退塾予測機能で学びやすい環境作りを実現する取り組み

中退・退塾予測機能で学びやすい環境作りを実現



近年の調査によれば、高等学校や大学での中途退学者数が増加傾向にある中、教育現場では新たな取り組みが求められています。文部科学省の平成30年度の調査によると、高校の中途退学者数は48,594人と増加し、その理由の一つに「学校生活・学業不適応」が35%を占めています。そこで、教育機関は学習環境の整備に力を入れる必要があります。

教育機関と学習者のアンマッチを解消



現場からは、授業や学習環境でつまずく可能性のある学習者を早期に発見し、サポートを強化したいとの声が寄せられています。この要請に応え、NOCC教育検査では独自の中退・退塾予測機能を開発しました。この機能は、「学習に対する魅力」や「ストレス反応」といった指標をもとに、学習者の中退や退塾の可能性を予測します。

中退・退塾予測機能の詳細



具体的には、「中退・退塾予測機能」は、得られたデータを分析し、学習者の中退リスクを赤(高リスク)、橙(中リスク)、黄(低リスク)と色分けすることで、一目でリスクを把握できる仕組みです。また、「マッピング機能」を通じて、学習者の「教育機関に対する満足度」や「やる気」、「自信」などを可視化。この結果を基に、指導者や教育環境に改善点を見出し、効果的なサポートが提供できるようになります。このように、早期発見が成績向上や満足度アップに寄与するのです。

指導者と生徒の両方にメリット



さらに、このシステムは少子化が進む中で特に有効です。多くの塾が生徒の退塾防止に苦戦している現実を反映し、NOCC教育検査の機能は塾講師にも役立ちます。講師がこのツールを利用することで、生徒や保護者のニーズに細かく応えることができ、より適切な指導を行うことで退塾を防止できます。学習者が自分に合った環境で学ぶことができれば、学び続ける意欲も高まるでしょう。

受検の流れと今後の展開



NOCC教育検査は、スマートフォンやタブレット、パソコンを使い、自宅や学校から手軽に受検できる仕組みです。対象年齢は6歳から88歳まで幅広く、様々な人々に対応しています。今春から名古屋で約5000名の生徒が受検する予定で、実際の受検の様子や教職員の体験談も取材可能です。

この取り組みを通じて、教育機関とのギャップを埋め、学習者の潜在能力を引き出す支援が期待されています。未来の学びやすい環境を実現するために、NOCC教育検査は日々進化し続けています。

会社情報

会社名
株式会社トワール
住所
大阪府大阪市北区角田町1-12-1107
電話番号
06-6364-0999

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