次世代のモノづくり人材を育成する小野測器の試みと学童保育向けイベント

次世代のモノづくり人材を育成する小野測器の取り組み

日本のモノづくりを支える新たな人材育成に向けて、株式会社小野測器が神奈川大学工学部機械工学科の山崎徹研究室と連携した取り組みが注目されています。彼らは、学生たちが地域の子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えるためのワークショップを開催しました。これは、技術を教えるだけでなく、コミュニケーション能力やチームワークも育む機会となりました。

仕事体験の内容

このプロジェクトは、神奈川大学の学生6名を対象にした3日間の仕事体験から始まりました。学生たちは、モノづくりのプロセスや仕組みを理解するために、「マイクロフォン工作」に挑戦。この活動を通じて、音の原理やマイクロフォンの構造について学ぶことができました。最終日には、NPO法人おかえりが運営する学童保育の児童10名を招待し、彼らにマイクロフォンの製作を教えるイベントも行われました。

参加者の声

参加者の中には、神奈川大学の荒木雄大さんがいます。彼は「学童向けの資料作成や準備は大変でしたが、事前に役割を分担して進めたことが成功の要因でした。貴重な経験を得ることができました」と話しています。このような経験を通じて、学生たちは現場でのチームワークや技術伝達能力を培いました。

山崎教授は「小野測器がメンターとなってくれたおかげで、学生は学童教室の企画・運営を行い、モノづくりの楽しさだけでなく、思いやりやコミュニケーションの大切さも学びました」と語っています。

NPO法人おかえりの副理事長である伊東圭昌さんも、この取り組みに感謝の意を示しました。「地域密着の企業と大学の協力により、子どもたちがモノづくりを体験する貴重な機会を得られたことに感謝しています」とのことです。