朗読劇『未送信フォルダ -#送れなかった言葉-』開幕
2023年7月28日、東京・池袋のあうるすぽっとにて朗読劇『未送信フォルダ -#送れなかった言葉-』が開幕しました。本作は、現代のコミュニケーションツールでよく見られる「送れなかった言葉」をテーマにしたもので、6人のさまざまな女性たちの人生が交差する群像劇が展開されます。
本作品の特色とキャスト
本作は、脚本を劇団6番シードの松本陽一が務め、演出はBobjack Theaterの扇田賢が担当します。出演者は、石井陽菜、絃ユリナ、遠藤瑠香、北澤早紀、倉知玲鳳、小日向美香、西葉瑞希、坂口渚沙、富田麻帆、名塚佳織、林鼓子、本西彩希帆、八木仁愛、優希まひろなど、豪華なキャストが揃っています。
登場人物は、内気なカフェ店員七海、元彼に未練を抱くフリーター美優、真面目なアパレル社員莉子、孤独を持つ人気インフルエンサー彩音など、異なるバックグラウンドを持ち、それぞれの「送れなかった言葉」を通じてつながっています。物語は、彼女たちの日常から始まり、SNSやLINEに代表される現代のコミュニケーションが描かれます。
日常の中の「送れなかった言葉」
本作の中で描かれるのは、誰もが経験したことのある「返信したいがどう返せばよいかわからない」「勇気が出ずに送信できない」といったSNSならではの悩みです。しかし、ある出来事をきっかけに、物語は大きく動き出します。
開幕前の取材で、出演者たちはそれぞれの役柄に込めた思いを語りました。八木仁愛は、「初の朗読劇に緊張している」と述べつつも、他のキャストの素晴らしい声に触れ、「耳が幸せだ」と感じていると述べました。また、本西彩希帆や富田麻帆はキャストの多様性が観客に新しい体験を提供すると期待を寄せています。
言葉の力と共感
「送れなかった言葉」をテーマにした本作には「ありがとう」や「ごめんね」といった、普段は言えない言葉が登場します。八木は、これまで「ごめんなさい」と言うことが多かったが、これからは「ありがとう」をもっと表現したいと語りました。本西は、手紙を書くシーンを通じて、本音を伝えることの重要性を実感したと述べています。
この朗読劇は、視覚と聴覚で楽しめる演出があり、観客は80分の上演時間を通して、物語の中に引き込まれることでしょう。キャストたちは、作品が共感を呼び起こし、観客に「身近な人を大切にしよう」と思わせる力があると信じています。
日常の中での再認識
参加キャストは、劇中のセリフやシーンに自身の生活を重ね合わせ、言葉を発信することの大切さを感じているようです。北澤は、家族とのコミュニケーション不足を反省し、今後より多くの言葉を送ることを決意しました。
最後に、八木仁愛は観客に向けてメッセージを送り、観に来た人々も自分たちの「未送信フォルダ」を振り返りながら楽しんでほしいと訴えます。
朗読劇『未送信フォルダ -#送れなかった言葉-』は、観客にさまざまな感情を与え、共感を呼び起こす作品となっています。公演は8月2日まで続き、ぜひ劇場でその魅力を体感してください。