13人のデザイナーが手掛けたリノベーション賃貸「ロイヤルコート嵯峨」の魅力

13人のデザイナーによる新しい賃貸「ロイヤルコート嵯峨」

2024年秋、京都の嵐山周辺に新たな住宅プロジェクトが始動しました。その名も「ロイヤルコート嵯峨」。このプロジェクトは、13人の異なる分野のデザイナーによって手掛けられたリノベーション賃貸マンションです。初めての挑戦にしては多くの困難を抱えていましたが、魅力的な物件へと変貌を遂げています。

プロジェクトの背景

このプロジェクトがスタートするにあたって、建物や上下水道、さらには消防設備までもが老朽化している状態であり、非常に厳しい状況でした。水道管はほどんど機能しておらず、屋上の給水タンクへ水を運ぶための仮設水道は細い管で、漏水事故も多発。さらに、18室あるユニットのうちわずか3室のみが入居しており、家賃滞納者がいる部屋もあって混沌とした状況が続いていました。元々便利な立地にも関わらず、このまま放置するのは非常に勿体ないと思われました。

リノベーションの開始

そんな中、事業主である株式会社ライズウェルが物件を購入し、リノベーション計画が具体化しました。リノベーションには、建築家だけでなく、作家や料理人、映像クリエイター、さらには家具職人や和紙職人など、異なるバックグラウンドを持つ13人のデザイナーが参加し、それぞれの独自の視点で部屋を生まれ変わらせていきます。

それぞれの個性を活かした部屋

デザイナーたちによる個性的なデザインは、部屋ごとに異なり、建築と内装の新たな発見をもたらしています。オリジナルな発想が盛り込まれた各部屋は、住む人々に新しい生活様式を提案することでしょう。コンセプトは「ヴィンテージ感」と「現代の利便性」の融合。古い建物の魅力を残しながらも、快適で魅力的な住空間を設けています。