国内最大規模の翻訳・通訳イベント「第32回JTF翻訳祭2023」が開催
2023年10月27日、東京のJPタワーホール&カンファレンスにて、国内最大の翻訳・通訳イベント「第32回JTF翻訳祭2023」が開催されます。このイベントは、翻訳者や通訳者、翻訳・通訳会社、クライアント企業、果てはツール開発企業が集い、業界全体の発展を目指す重要な催しです。1989年に始まり、毎年継続して行われているこの祭典は、ユネスコが制定した「世界翻訳の日」を祝うことを目的にしています。
JTF翻訳祭の概要
本年度のJTF翻訳祭は、4年ぶりに会場開催が復活します。これまで新型コロナウイルスの影響でオンライン開催を余儀なくされていましたが、今年は会場でのリアルな交流が期待されています。
多彩なプログラムが準備されており、特に注目されるのは基調講演です。杏林大学名誉教授の金田一秀穂氏が「翻訳の可能性」というテーマで講演を行います。自動翻訳機の普及により、翻訳の基本である「異なるコード間で同じ内容を表現すること」がどう扱われるのか、古典文学の現代語訳や具体的な事例を挙げて語っていただきます。
新プログラムとコミュニケーションの場
基調講演後には12のプログラムが予定されており、参加者間の情報交換を促すため、期待されていた交流パーティーも復活します。参加者は業界内の最新情報や体験を共有できる良い機会となるでしょう。
さらに、オンライン形式のプログラムも特設されており、会場セミナーを含む31のプログラムがラインナップされています。これにより、会期中はもちろん、アーカイブ視聴も可能です。参加者は世界中どこにいても、好きなタイミングで内容を何度でも楽しむことができます。
オンラインイベントの開催
翻訳祭に先立つ「翻訳の日」である9月30日には、業界団体のリーダーたちが集まるオンラインイベントが実施されました。このイベントでは、翻訳・通訳業界の未来についての意見が交わされ、「第32回JTF翻訳祭」の見どころも紹介されました。アーカイブは10月30日まで視聴可能で、JTFのYouTube公式チャンネルでご覧いただけます。
参加費用と申込方法
参加費用は、会員が5,500円から19,800円、一般で9,900円から28,600円と設定されています。参加形式に応じて料金が異なるため、詳細は公式サイトで確認してください。申し込み締切は会場開催が10月20日、オンライン開催は11月15日となっています。
まとめ
翻訳・通訳業界の最前線を体感できる「第32回JTF翻訳祭2023」。皆さんの参加を心よりお待ちしています!
詳しい情報や参加申し込みは、公式サイトをご覧ください。
公式サイトはこちら